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きっかけ
こんにちは、ユタカマキリです。
外からかえれば、おもわずストーブに火をともす12月、あたたかい千葉とはいえ、カマキリたちはいのちを全うします。
逆に、12月でも生きのこっているカマキリにであえることがあるんです。じつはわたし、40才になるころまでカマキリは夏しかいないと思い込んでいまして…初冬まで生き残っているカマキリがいることを知らなかったんです。
霜もおりようかというきせつですからとうぜんそのすがたはマンシンソウイ、ぼっろぼろのキタンキタンです。
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写真をはじめて2年ほどだったでしょうか、シャッターを切ること自体がたのしくてたのしくて、あたらしくかったマクロレンズをためしたくてうずうずしていたころです。
日に日にさむくなり11月もおわろうかというころ、こちらのめすのオオカマキリとであい、いのちがつきるまでを写真におさめました。
しだいによわっていくにもかかわらずそのたたずまいはどうどうといていて、あさ外がまっしろなしもにおおわれ、かのじょのいのちが天にめされるまで…いのちのなんたるかをおしえつづけてくれたようにおもいます。
あれから10年、まだまだカマキリ熱は冷めやらず。もっともっとたくさんのひとにわたしのとったカマキリたちを見てもらいたいと思っています。