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Yutaka式 「ガバガバ」 クッキンング

注意事項
 この記事は味覚音痴が初めての料理に挑戦するものです。
 参考にする人がいるとは到底思えませんが、もしも、万が一、何かの間違いで真似をしてしまい、不味いものが出来上がったとしても、当方では責任を負いかねますので、ご了承ください。


・発端
 先日、ハッピータンな男という記事を書いた。
 ハッピータンとは、何を食べても大体は美味しいと感じる味覚を持つ人という意味の(僕が勝手に作った)言葉だ。
 その記事に、ある方からコメントを頂いた。スキやコメントを頂けるのは本当に嬉しい。
 その方の優しいコメントに僕はこう返信した。

ただ、僕は料理が出来ないので、料理が出来る人を羨ましく思ったりもします。
もしかしたら自分で作った下手な料理でも美味しく食べれるかも

 どうして今まで気がつかなかったのか!僕はハッピータンなんだ、上手に作る必要なんてない!!
 という事で僕は今日、秘密基地(自分のマンション)へ戻り脳内作戦会議を始めた。


・作戦会議
 僕は料理ができないというよりも、実は今までほとんど料理をした事がない。
 小学校の調理実習で同じ班の子に「危なっかしいから私がやる」と言われ、その日以降の調理実習ではみんなを応援する係を担当していた。
 一人暮らしを始めてからも料理はした事がない。
 カップ麺とレトルト食品は常に備蓄されていた。
 冷凍食品?あれは備蓄ではなく主食だ。

 自分で料理をした事はないどころか、みんなで鍋パーティーをするときも何もできないという体たらく。
 誰かがちゃんと取り仕切ってくれる。そうやって周りの人に甘えてきた結果、僕の経験値は実質「0」だ。
 今回の料理は初挑戦と言ってもいい。

 まずは何が必要なのかを明確にしよう。料理はこの時から始まっているのだ。
 僕の秘密基地にはフライパンがある。というかフライパンしかない。
 文字通りフライパンしかない。包丁もまな板もない。
 「じゃあ何でフライパンはあるんだ?」という疑問が残るものの、包丁とまな板を使わなければ、料理とは言えないのではないか。
 とにかく、包丁とまな板は買う事にした。

 何を作るのかを決める。
 いきなり難しいものを作ろうとすると挫折する。可能な限り簡単に出来るものにしたい。
 何しろ僕はまだレベル1だ。料理界のスライム辺りと闘いたい。

 「肉を焼くだけなら僕にもできそうだ。」

 焼肉というとすごく豪華なイメージがあるが、よく考えれば焼いてるだけじゃないか。
 いや待て、包丁とまな板はどうする。使わなければ料理とは言えない。

 「野菜を適当に切って焼いてしまえば何とかなるだろう。」
 こうして僕の初料理は決まった。今日は焼肉だ。
 早速近くにあるスーパー、マンダイ南住吉店へ向かう。


・買い出し
 お肉の種類ってあんなにあったんだね。前から「精肉コーナーはやけに広いな」と思ってはいたが、今日その謎が解けた。
 それはともかく、精肉コーナーへ足を踏み入れた時にある疑問が浮かんだ。
 「肉ってどんくらい焼けばいいんだ?」流石に火が通ってないのは危険だ。食中毒になったら完全にトラウマ。安全面を考慮して薄く切ってるやつにしよう。
 そんな感じでスーパーの買い出しは終わった。

包丁とまな板。

 白米、肉、玉ねぎ、焼肉のタレ、野菜。
 野菜ジュースのおかげで、栄養のバランスは取れているはずだ。
 「焼肉と野菜ジュースは合わない」そんな声が聞こえてきそうだが、ハッピータンに食い合わせの話は通じない。


・調理開始
 料理を始める。玉ねぎを切るところからスタート。
 みんな本当に猫の手にしてるの?結構難しかった。

 形はバラバラだけど、気にしない。むしろ色んな食感が楽しめてこっちの方がいいじゃないかと思う事にした。
 どうせ食べる本人は違いもよく分かっていない。
 続いて肉を焼こうとした時。

 僕はしゃぶしゃぶ用の豚肉を買っていたらしい・・。
 まぁいっか。焼肉用としゃぶしゃぶ用で何が違うのかも分からないし、焼いても食べれるだろう。気にせず焼く事にした。


 気付いていた人いるかな?実は油を買い忘れている。
 僕がその事に気が付いたのは肉を焼き終わった時なので、もうどうしようもなかった。普段料理をしない奴なんて、こんなもんだ。
 仕方がないので、肉の油を利用して玉ねぎを焼いた(炒めた?)。

 本当は、肉を焼いているところも写真を撮ろうと思ってたんだけど、そんな余裕は全くなかった。なので写真はない。
 使った調理器具を片付けながら料理する猛者がいると噂に聞くが、焼くだけでアタフタする僕からしたら、にわかには信じ難いことだ。

 そんなこんなで何とか完成。僕の初めての料理。
 豚ロースしゃぶしゃぶ用焼肉丼と野菜


・実食
 信じてもらえないかも知れないけど、めっちゃ美味しい!いや、マジで!!
 自分で作ったからなのか、焼肉のタレの味しかしないからなのか分からないけど、美味しかった。
 野菜ジュースで色のバランスもいい感じだ。

 そして、僕はある事に気が付いた。
 「これ、焼肉のタレを使ったけど、他のタレを使ったらまた別の料理と言えるのではないか。」
 焼肉のタレが置いていたコーナーには、確かおろしポン酢とか他の種類も売ってあった。
 タレの種類だけバリエーションが増える。可能性が一気に広がった。

 せっかく包丁も買ったし、たまには自炊するのも悪くないな。
 焼きそばくらいなら作れそうな気がする。次の目標が決まった。


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みんな、目がシバシバするのは玉ねぎのせいじゃなくて、換気扇をつけていないからかも知れないぜ。
読んでくれた人、ありがとう!!

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Yutaka
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