ハッピータンな男
「ゆたかちゃんってピータータンだよね」先日同級生に言われた。
味覚が子供のままの人をそう呼ぶらしい。
以前働いていた会社の後輩にも同じような事を言われた。
後輩「ゆたかさんの好きな食べ物は何ですか?」
ゆたか「ん〜。2つあって悩んでる。」
後輩「何と何で悩んでます?」
ゆたか 「ハンバーグかエビフライ。」
後輩 「えっ!もしかしてオムライスも好きですか?」
ゆたか 「うん!美味いよね!」
後輩 「ゆたかさんが好きな食べ物はお子様ランチですww」
ゆたか 「…。」
後輩 「おwwこwwさwwまwwらwwんwwちww」
それ以来、好きな食べ物は”たこわさび”と答えるようにしている。
まさかお子様ランチとは言えないし。実際たこわさびも好きだし。
僕はピータータンだと思われているが、本当はちょっと違う。ブラックコーヒー飲めるし。
味覚が子供というより、グルメではないという方が正確だ。
何を食べても、ほとんどの物は美味しいと感じる。
一般的な味覚の人の「普通」は僕にとって「美味しい」
一般的な味覚の人の「美味しい」は僕にとって「めっちゃ美味しい」
一般的な味覚の人の「とても美味しい」は僕にとって「マジめっちゃ美味しい」
そう思うと僕は結構幸せな人間なのではないだろうか。
食欲は人間の三大欲求の一つだ。その食欲はいつも「美味しい」で満たされている。
何食っても美味しいんだから、僕はピータータンではなくハッピータンだ。
辛くなった時に「美味い物でも食って元気出せ」という人がいるが、僕には元気を出すための美味い物は、そこら中に溢れている。ハードルは低いのだ。
なるほど。道理で僕は能天気なわけだ。
食に拘るのも良いけど、捕らわれ過ぎない方が幸福なのではないか。
僕はハッピータンな人生で満足しているよ。
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