大津の事故から考える 園庭と散歩

大津の事故について少し落ち着いて考えられるようになってきたので雑感を書いてみる。

今回の事故については、保育園の園長も保育士ももちろん悪くないし、園庭があっても散歩はするので園庭の有無と事故との間には因果関係はないし、そもそも滅多に起こることでもない。

ただ、大津市のような大都会でもない地域で、どうして園庭のない保育園が設置されたのか、という疑問が素朴に湧いてきている。

これは保育現場の問題ではなく、保育行政と法人運営の問題。

もちろん園庭のある園でも散歩はする。でも、たくさんの子どもたちを連れての目的地までの移動中は園内保育よりも緊張を強いられる。

園庭のない保育園を設置する結果、散歩の頻度を増やすことになるのであれば、交通量の多い地域に保育園を設置することは望ましくないだろう。

安全に散歩ができる環境が周辺にあるのか(または行政の協力も得ながら整備できるのか)ということを具体的に想定しながら立地を検討する必要がある、ということは今回の事故から得る教訓の一つになるのではないかと思う。

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