藤井 豊

藤井 豊

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保育料半額で我慢すれば、先生を増やせます

幼保無償化の予算は7800憶円。 配置基準の改善に必要な予算は 1歳児(6対1→5対1)  670憶円 3歳児(20対1→15対1) 700憶円 4,5歳児(30対1→25対1)591憶円 だそうで、合計しても1961憶円。 ※保育利用が増えているので若干増えると思われます。 仮に年収470万円以上の世帯の保育料を無償ではなく半額にした場合、 捻出できる予算 1919憶円 保育料半額で我慢すれば、先生を増やせます。

    • 大津の事故から考える 園庭と散歩

      大津の事故について少し落ち着いて考えられるようになってきたので雑感を書いてみる。 今回の事故については、保育園の園長も保育士ももちろん悪くないし、園庭があっても散歩はするので園庭の有無と事故との間には因果関係はないし、そもそも滅多に起こることでもない。 ただ、大津市のような大都会でもない地域で、どうして園庭のない保育園が設置されたのか、という疑問が素朴に湧いてきている。 これは保育現場の問題ではなく、保育行政と法人運営の問題。 もちろん園庭のある園でも散歩はする。でも

      • 無償化は「子どもへの投資」ではない。

        1 無償化は「子どもへの投資」ではない  昨年末、安倍首相は無償化を巡る地方自治体との協議の場で、無償化を「子どもへの投資」だと説明をしたようです。けれども、無償化政策は保護者の経済的負担を軽減する政策であり、子どもに対しては直接的には1円も渡りません。子どもに直接届けたければ、保育の質と量への投資が必要です。無償化によって直接恩恵を受けるのは保護者であり、しかもより多くの経済的恩恵を受けるのはより高い収入の保護者となります。やはり「子どもへの投資」とは言えません。  無償