マネージメントについて考える
会社勤めをされている皆さんは、大きく分けて「管理職」か「非管理職」かに分かれると思います。
本記事では、「非管理職」のわたしが、自身の職場での体験から「管理職の役割」について考えていきたいと思います。
管理職の役割ってなんだ？
昨今の「管理職」は、自身もプレーヤとしての役割をもつ、「プレーイングマネージャー」が主流となっていますが、ここでは、そんな「プレーイングマネージャー」を念頭に置いた、「管理職の役割について」考えてみます。
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「管理職の役割」その１～部下のマネージメント～
管理職の役割として、真っ先に浮かぶ役割は、やはり「部下のマネージメント」ではないでしょうか？
部下が上司を選べないのと同様に、通常は、上司も部下を選ぶことができません。
「やる気があり、率先して業務をこなし、自分自身でタスク管理を行う。さらに周囲を巻き込んでチームとして推進力を発揮する」そんな優秀な部下ばかりならば、「管理職」が頭を悩ませることはないでしょう。
しかし、実際には、「人員が不足している」「やる気があるのかないのかわからない」「指示したタスクの納期が守れない」等など・・・組織体制や配下の部下に頭を悩ませることが多いのではないでしょうか？
だからこそ「管理職の役割」として「部下のマネージメント」が必要とされるのでしょう。
「マネージメント」とは、与えられた環境で上手に「やりくり」することだと聞いたことがあります。
リーダーの仕事は、複雑で難しく思えますが全体像をつかんでしまえば、何とかなるもの。
向き不向きもありません。
ただし、知識とスキル、わずかな勇気が必要です。
「やりくり」とは・・・
不十分なものをあれこれ工夫して都合をつけること。
平たく言えば、”いまある手材料でなんとかうまいことやりなさい”といったところでしょうか。
部下の目標設定や進捗管理
育成、指導
適切な業務分担
これらを「やりくり」することがまず求められているようです。
これだけでも結構厳しいと感じるのは私だけでしょうか？
「管理職の役割」その２～自身の業務遂行～
プレーイングマネージャーは、自分自身にもこなさなければならない業務があり、しっかりと成果を出すことが求められます。
より難易度の高いタスクや専門性を求められるタスク、重要な顧客対応等、配下の部下よりも一段上の業務内容を、プレーヤーとして行わなければなりません。
つまりは、組織に与えられたミッション（ルーティン業務も含めて）を、自身が担当するタスクも含めて適切にメンバーへ業務配分を行わなければならないのです。
この時点で正直寒気がしてきました・・・
「管理職の役割」その３～組織の橋渡し～
「管理職」の重要な役割として、やはり、「組織の橋渡し役」は外せない要素だと思います。
部長なのか課長なのか等によって、どのような橋渡し役かは多少の違いはあるでしょうが、現場の状況を自身の上位の役職者（部長や経営陣）に伝達し、また、配下の部下に対しては、与えられたミッションが「どのような経営方針」に基づくものなのかをしっかりと浸透させることも重要な役割といえそうです。
ただ単に、与えられた業務を”こなす”だけなのか、組織目標を理解したうえで業務を遂行するかでは、結果に雲泥の差が出ることでしょう。
私が果たすべき役割について
ここまで「非管理職」の私が「管理職」の役割についていろいろと述べてきましたが、それらを踏まえ、わたしはどう振る舞うべきなのか・・・
正直なところ、日ごろの上司（管理職）の振る舞いに対しては、多少の、いや、たくさんの不満があるのも事実です。
ですが、こうやって「管理職」の役割を冷静に考えてみると、給料のわりに抱えている責任重すぎません？といった感情も湧いてきます。
不満を抱えながら仕事を行うことは、精神衛生上もよろしくないでしょうし、なにより、上司を非難する前に、自分自身がやるべきことを行えているのかを考え、行動に移すことが重要なのでしょうね。
「リーダーシップ」の対になる言葉として「フォロワーシップ」という言葉があります。
リーダー偏重主義の限界を超えるこれからのダイバーシティ組織に必須となるフォロワーの重要な役割と新たな組織管理。
フォロワー（部下やメンバー）の行動特性は、おおむね次の４つに分類されるようです。
模範型フォロワー（自立的・批判的思考があり、積極的に行動するタイプ）→プレーイングマネージャーにとって理想的な部下のタイプ
順応型フォロワー（独立的・批判的思考はないが、積極的に行動するタイプ）→プレーイングマネージャーにとっては扱いやすいが、状況によっては注意が必要
消極型フォロワー（独立性・批判的思考がなく、積極性も低いタイプ）→プレーイングマネージャーにとっては育成が必要なタイプ
批判型フォロワー（独立性・批判的思考はあるが、積極性が低いタイプ）→プレーイングマネージャーにとっては対応が難しいタイプ
皆さんは、どの類型に当てはまると感じられたでしょうか？
わたし自身が自分をどの類型に当てはまると考えているかは内緒です。笑
しかし、模範型フォロワーとして、しっかりと上司をサポートしつつ、組織をより良い方向へ導くための一助となる存在でありたいものです。
さいごに
構想の段階では、日ごろの上司への愚痴をぶちまけるような内容になることを想定していましたが、「管理職」の役割について、調べ、記述していくうちに、「自分がやれることくらいは積極的にやっていかなきゃだめだな」という感情に落ち着きました。
眠れない夜は、無理に眠ろうとせず、このように思考に耽ってみるのもよいものですね。
それではおやすみなさい。
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