見出し画像

『あしながおじさん』”Daddy-Long-Legs”で英語を学ぼう

『あしながおじさん』と訳されてこの名前で知られている物語があります。原題は"Daddy-Long-Legs"なのですが、もともとは何かご存じですか?

この写真の生き物、クモの1種でガガンボウと呼ばれるものです。実に足が長い!私なクモが苦手ですが、今日はその”Daddy-Long-Legs”のお話です。

このお話を最初に訳されたのは、やはりあの村岡花子さんでしょうか。『ガガンボウ』のままじゃなくて良かった!

私は学生の時、英語が大好きでした。中学一年生の二学期から海外の方と文通を始めました。手紙を書くということは自分の日常のことを沢山手紙で伝えるということで、この『あしながおじさん』の物語が私の手紙を書く上での大きな助けになったのです。

この物語の主人公、ジュディ・アボットは、ジャービー・ペンデルトン(物語の中ではジュディは誰から支援を受けているかは知らされていません。ただ、窓からその人物の足の長い影を見、手紙を書くのにそんなニックネームを付けたのです)から支援を受けるお礼として手紙を彼に綴り、どのような学業生活を送っているか伝えることになったのです。私が手紙を書く上で本当にいいお手本、教材になりました。時にそのままどこかを書き写して出したり、また、ジュディに共感して喜んだり、落ち込んだり・・・と数年を彼女と共に過ごした感があります。

日々のこと、ありふれた日常を語る英語を学ぶにはこの本はお勧めです。私はそんな風にして英語の学習をしていました。だから学校の授業とは先の先を絶えず行っていたのです。中学校3年生くらいになると英語脳ができていたのか、もう日本語を考えなくても英語でそのまま聞き書けるようになっていました。

私が英語の学習する方にいつも勧めているのは、手紙を書くチャンスがないのなら(たいていの人はそうそうないと思います)、日記を書くこと。手紙と同じように毎日同じことを書いていればいいのですから。そうこうしているうちに、何も考えなくても言いたい英語がすらすら口から出てくるようになります。

私はアメリカ英語を聞くことは苦手です。そのチャンスがあまりなかったからです。最近、よくアメリカのドラマ(DVD)を見ています。英語の字幕にセットし聞きながら字幕も見るのです。どれくらいの枚数を見たでしょうか。この頃、なんか普通に聞こえてくるようになりました。

DVD聞きながら自分もしゃべってみる、聞こえてくる音をまねてみる、何度も。そして、欲張らないことです。初級の方が上級クラスの英語を何回も聞いて覚えようとする・・・そんなこと意味のないことです。

語学の学習とは繰り返し繰り返し聞いたりしゃべったりすること、早道なんてありません。

いいなと思ったら応援しよう!