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軟膏の中にハエ・・・どうします?

ノルウェーでとった写真を見ていたら隣の幼稚園やら農場のことを懐かしく思い出しました。

農場からはよくハエが飛んできました。やはりそれはしょうがないですね。

ニュージーランドからお客さんがあった時も、食事中にハエじゃ・・・と言うわけで、夫が追いかけてはたたいていました。

fly、古英語のfleogeは、「ハエ、翼のある昆虫」という意味で、古サクソン語の fleiga、古ノルウェー語の fluga 、中世オランダ語のvlieghe、オランダ語の vlieg 、古高ドイツ語のflioga、ドイツ語のFliegeなど、ゲルマン語源の「飛ぶ昆虫」( fleugonから派生しています。文字通り「飛ぶ(昆虫)(古英語の flegendeに比べて)であり、これは「流れる」を意味する PIE(Proto-Indo-Europeanインド・ヨーロッパ祖語pleuから派生しており、これは「流れる」の語源でもあります( flyの語源でもあるのです)。

もともとは任意のある昆虫(蛾、ハエ、カブトムシ、バッタなど)を指し、納付や庭師によって任意の昆虫寄生虫を指すために長い間使用されてきました。

fliesは比喩的には「何かの大量」を意味し、1590年代から使用されています。複数形ではflien (oxenなどは)という形をとってていましたが、13世紀から15世紀にかけて徐々に[ -s]に正規化されました。 フランス語の影響です。

fly in the ointment と言う面白い表現を聞かれたことがありますか。flyはハエで、ointmentは軟膏、塗り薬の意味です。だから fly in the ointmentを直訳すると「塗り薬の中のハエ」と言うことになります。

これは聖書の「伝道の書(エクレシアステス書)」の第10章1節から派生しています。「死んだハエは香料を作るものの油を臭くするが、少しの愚痴は知恵と誉よりも重い」と言う意味に由来するそうです。

西洋の人たちの生活の中には、本当にキリスト教が生きていたということがこんな表現を通しても分かるというものですよね。

ointmentはこの時代には皇族や貴族たちが髪の毛に塗る香料入りのオイルをさしていました。せっかく貴重なオイルもハエが一匹でもはいってしまうとだいなしになってしまう。そこから fly in the ointmentと言う語は「楽しみ、改革、価値などを台無しにする人(または物)とか「欠点、玉にきず」と言う意味になりました。

ointmentは現代では塗り薬の意味になって今うs。塗り薬にハエが入り込んでもやっぱり台無しになってしまうというところは昔と変わりませんね。

ちなみに、この表現は「ダイハ ード」にも登場する。俺は計画をぶち壊す人間なのさ、ハンスI'm just a fly in the ointment, Hans

主人公の警察官マクレーンがテロリストに向かって言ったセリフです。

fly on the wall は見えない観察者」を意味し、1881年にはじめて記録されました。

no flies on ---は「何かの活動や警戒心の不足がない」という意味で1866年に確認されました。

fly-fishingは昆虫に似せて装飾された釣り針を指し、1580年代に使用されました。

fly-catcherは「飛ぶ昆虫を食べる鳥」を意味し、1670年代に使用されました。 

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