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ドイツからのお客様 水疱瘡なんてもうとっくに済ませましたよね?
日本人とドイツ人は気質が似ていると言われているようです。だからでしょうか。海外からの我が家へのお客様はドイツ人が一番多いです。みんな年いったりでこのところ誰もやってきませんが、同じ人が毎年のようにやってきたりしていました。そのうち、彼らのうちの2人は日本人と結婚したし。
私たちが日本に帰ってきて数か月のちのこと、娘が小学校1年生の時の話です。ちょうど夏休みに入る日、夫のドイツの友人とその彼女がやってきました。やってきたその日に、娘が水疱瘡にかかっていると判明したのです。そんなとき皆さんならどうします?
彼らは1週間我が家に滞在しました。
そのドイツ人男性は20歳でしたが、運悪く、それまでに水疱瘡にかかったことがなかったのです。今どき(その時も?)、日本人で20歳までに水疱瘡にかからずじまいと言う人なんているのでしょうか?”箱入り息子”だったのかと勘繰ったりしました。
彼らは次に東京に向かうまで我が家に滞在していました。ちょうど水疱瘡の潜伏期間の間で、彼らが東京に到着してすぐにそれは発症したようです。そして、それプラスに、慣れていない日本の暑い夏・・・クーラーをガンガンかけていたようです。その男性は風邪ひき、肺炎まで起こし、とうとう入院してしまったようでした。
それでも日本の人は親切、まあ、お医者さんへの支払いはどういう仕組みになっているのか分かりませんが、無料だったとか。以前、外国人に甘い、と言う記事を書いたことがありますが、海外ではこんなこと起らないと思います。
で、彼らも日本が大変気に入ったのでしょう。次の年、男性の方は、また、来日し、最初の年に会っていた女性と婚約し結婚してしまいました。結婚式には夫も飛行機で駆け付けたりしました。日本にやって来たたいていの海外の友人たちは大変日本が好きになって帰って行きます。
あれからずっと彼は埼玉在住、双子のパパで忙しそうです。一番最初に彼に会ったのは彼が18歳の時、ノルウェーにやって来ました。それ以来ですので随分長い付き合いです。
ところで、水疱瘡のことは英語ではchicken pox と言いますノルウェー語もそうですが、ドイツ語も”水”と言う言葉を水疱瘡には使うので、彼らとの会話はそのままwater poxと言っていました。もともとドイツ語から入った言葉が水疱瘡として訳されたのででしょう。
天然痘の方はsmall poxといいます。