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エイプリルフールに何か冗談をしたことはありますか?
4月1日、エイプリル・フールの日ですね。何か「嘘」をついてみましたか?
ヨーロッパではヨーロッパでは本当におバカなジョークを言ってもこの日は許されるのです。どのメディアもこの日は一つジョークを伝えているのです。夫がノルウェーの新聞を読みながら、今年のジョークはこれに違いない、と教えてくれたのが「オスロから北ノルウェーへ飛ぶ飛行機ウンチは全て、半額」と言うものだったのですが、これってあまりにも本当すぎる、実現しそうなので違うんじゃあないの、と言ったのですが。どうでしょうか。真夜中には判明します。
私はもっと楽しい愉快なジョークの方がいいと思うのですが。今日はエイプリルジョークについてのお話です。
foolは follisが由来です。 follisは現在は死語であるもののインド・ ヨーロッパ語族の一つであるイタリック語はのラテン語で、その意味は「膨らんだ」や「空っぽな頭」、「風船」に「おしゃべりな人」です。もともとは膨らむを意味するbhel が語源で、もとをたどれば「玉」と訳すballuzと語源を同じくしています。要するに foolは follisの派生語というわけ。普段使いとしては「馬鹿なやつ」や「愚か者」と言うニュアンスで用いられるものの、同様の意味を持つ sillyや stupidとは違って愛嬌があるのです。
その愛嬌のもとには「騙されやすい」と言う意味が込められており、実際に foolが用いられるエイプリルフールが良い証拠で会う。王侯貴族がいた時代におけるfoolとは道化師を示しており、バカな人とは言え、場を和ませる意味が込められているのです。
ところでノルウェーは無論のこと、ヨーロッパの多くの国が4月1日にはどのメディアもこぞってエイプリルフールの冗談を流します。あらゆるメディアがこぞってまことしやかな嘘を流してしまうのです。時に人はそれを本気にしてしまうのです。,
私が住んでいた時には、酒醸造所が瓶を持ってくれば無料のアルコールをふるまうと新聞だったかTVで流したため、我も我もとひとびとが空瓶を片手に集まり長蛇の列を作ってしまったことがありました。
さて、エイプリル・フールですが、16世紀のフランスで始まりました。今、使われているカレンダーが使われるようになったわけです。それまでは4月1日が年の始まりでした。
4月1日になってまだ旧カレンダーを使っている人に対して「エイプリル・フール」と呼んだのです。
また、フランスでは、当時もですが、現在でもApril Fishと言う言葉も使われています。旧カレンダーを使っている人の背中に魚が描かれた絵を張り付けたりして面白がったようです。なぜ、魚ですって?
4月1日と言えば、占星術でうお座です。その魚から来ているのです。16世紀には、まだまだ人々はは占星術と共に暮らしていたということです。
この新しカレンダーが使われるようになったために、1年の月の名前が2か月ずつずれてしまったのです。September, Octoberなど9月から12月までは2か月ずつつずれています。それぞれラテン語でseptは7のこと、octは8のことです。ほらタコも octopusて言いますよね。