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国の名前 Norwegian(ノルウェー人、ノルウェー語、ノルウェーの)にはなぜgが入っているか

Norwayと言う国の名前は書かれたとおりに「北への道」と言う意味です。現地の言葉では Norge(Norvegのときもあります。 veg とは道のことです)と綴ります。だからノルウェー人、ノルウェーの、あるいはノルウェー語と英語で表現するとNorwegianとgが入ってくるんですよね。

ヨーロッパの言語は野生動物を求めて狩猟していた人たちが使っていた言語です。生活用語の中に動物に関連する言葉が多いのは当然だと言えるでしょう。

Italyと言う国の名前も家畜からきています。

子牛はラテン語でviellus(英語では子牛肉 vealになっています)。この言葉の複数形 、vitelliaの語頭での  viを短く iと発音するようになり、 vitelliaが国名 Italy になったということです。

中国は自分たちを「中原から来た人々」と呼び、それをもとに中国と言う国名にしています。Icelandは「氷の国」だからそんなに多くの人々に移り住んでくれなくてもいい、と思磯の国名にしたのに大勢が押し寄せてきたとか。逆に Greenlandは「緑あふれたところ」だから大勢来てほしい、との思いでそんな地名にしたのにそんなに多くの人たちは来てくれなかったとか。

中国と言う国名は「自分たちが中原から来た」と言う思考から来ているというのは、日本ではよく知られていることだと思いますが、数回中国に旅したノルウェーの友人は中国人が「中国が世界の中心であり、ヨーロッパ人、自分たちは野蛮人、彼らからは下位に見る」いうような発想があることを聞き憤慨していました。

様々な国の名前の由来を耳にしますが、「日出国」、「日の本の国、日本」と言うのが一番美しいですよね。

ところで、地図で見てのとおり、ノルウェーの海岸線を計算するとアフリカの沿岸戦を全部足したよりも長いのだそうですよ。夏は白夜の季節ですが、全くの日が沈まない夜を経験しようとすると、サーメランド(ラップランド)まで行かなければなりません。そしてそこまで行きつくには飛行機か車です。列車は北の地域までは走っていません。

私たちが北ノルウェーのKarasjokに移り住んだ時には、オスロからトロムソまで飛行機、トロムソで乗り換えてKautokeinoまで、また、飛行機、そこで1泊し次の日にバスでカラショクに行きました。

北ノルウェーはロシアとフィンランドに対して国境があります。カラショクから車でほんの15分でフィンランドの町まで行くことができました。その時が私にとって初めてのフィンランド行きだったのですが、本当にヨーロッパって何かあると簡単に国外に逃亡できるところだなと思ってしまいました。

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