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autumn or fall 季節夏どの季節が一番お好きですか?

やっと秋の気配がするようになりました。朝晩はほんのちょっと過ごしやすい・・・やれやれ。

後、一週間でまた岡山行きです。法事があります。下関もかなりな暑さの夏でしたが、岡山はもっと暑かった・・・。大抵ここに比べ2度くらい違いました。そして、実家がある総社はその温度より1度くらい高い。

下関は海からの風があるから涼しく感じるのでしょう。

夏の終わりが違くなると、ノルウェーではTVとかでいつも♪~summer is going ~~~♪という歌が流れていました。今年もノルウェーではとっくに冷たい風が吹くようになったでしょうか。

秋を表す英単語にはautumnと fallの2つがありますが、何か違いはあるのでしょうか。

autumnはその綴りから何となく想像できる通りラテン語起源の単語です。 fallはゲルマン系の単語です。

イギリスで一般的につかわれるようになったのは、ともに16世紀ころなのだそうです。それ以前はどうだったかというと、秋を表す別の言葉がありました。

16世紀以前には、通常harvestという単語が秋を表すのに使われていました。ただし、今日でもほかの西ゲルマン語群では一般的です。(ドイツ語の Herbstやスコットランド語の hairstなどです)。

harvestという単語は今日では「収穫期」という意味を表します。この言葉は人々の暮らしが農村から都市へ移るにつれて季節の呼び方としては使われなくなっていったのだとか。都市では季節の関係なく時が流れて行ったからでしょうね。

オランダ語herfst、アイスランド語 haust、ノルウェー語hostなどで残っています。

autumn、fallもよいですが、 harvetという単語の響きなかなか捨てがたいものがあると思いませんか。

秋にautumn、 fall という2つの単語があるように、 spring、 summer、 winterにもそれぞれラテン語に由来するもう一つの単語が存在します。

それが外来形容詞と呼ばれる単語たちです。autumnと fallのように並行して使われているわけではありませんが、まだ英語の語彙に残っています。

spring vernal、 summer estival、 fall autumnal、 winter hibernal。これらの単語は現在でも次のような表現の中に見つけることができます。

Vernal Equinox Day 春分の日
estivation 夏眠
Autumnal Equinox Day 秋分の日
hibernation 冬眠

また、summer が本来は「年」という意味だったのだそうです。しかし季節がseason、年が yearになったため、一年で一番気候がいい夏を summerとしたそうです。

「一年で一番気候がいい夏」なんて聞くとわれわれ日本という国に住む人間には何?と思えることのようですが、ヨーロッパは、北欧なんて特に肌寒い夏も(近年は違ってきているのかも)あるので夏休み休暇に入る前の皆のあいさつは、Have a great summer! Have a beautiful summer!だったのです。

つまり、毎日お日様がさんさんと降り注ぐ夏を楽しくね!ということなのです。

秋を意味する言葉はautumn とfalがありますが、アメリカでは葉の落ちる時期をfallというようになりました。分かりやすいですよね。 autumn はドイツ語の収穫を意味する語でしたが、やがてフランス語のautumneにとって代わられ、現在の autumnになりました。

いずれにしても、原義を言うと「収穫」という意味です。

winterは冬ですが、もとは水の季節という意味です。本来、winterは water水、 wet湿ったという言葉からきているのです。

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