私が見た世界の大晦日
コロナ禍に入るまで毎年お正月は海外でした。おせちを作ったのはどれくらい前のことでしょうか。
何も作らなくていいのは本当に楽だと思います。
大晦日、先日の記事のように美しさで言えばノルウェーが一番だと思います。それに静けさも。
今まで数回中国でお正月を迎えました。蘇州、河北、北京などなど。中国のお正月は賑やかでした。やはりいくつかの花火は上がっていましたが、それよりあちこちで爆竹の音が随分と聞こえていました。
他に旅行中お正月を迎えたのはイタリアのシシリア島、メキシコのメキシコ市、ティフアナ、モントレー、台湾の台北、韓国のソウル、タイのバンコク、チェンマイ、チェンライ、トルコのイスタンブール、イスラエルのエルサレムなど。
タイを除いて、どの国でも多くの花火がノルウェーほど上がることはありませんでした。本当に数えるほど・・・やはり個人的に花火を購入してあげているからだと思います。
エルサレムなんて1本上がっただけという感じでした。それより乾いた鉄砲の音がしたりしてそっちの方が印象的でした。
花火も様々な形があるようで、メキシコ市ではホテルのレストランで出会った家族に自分たちで楽しんだら、と見たことないような花火をもらいました。1mくらいの長さでまるでお菓子のポッキーみたいな花火・・・チョコレートが付いているところみたいなところがずっと花火なのです。
自分たちのホテルに帰ったとき、そこの人に手伝ってもらって火を付けました。
その家族はある初老の男性とその娘さんと娘さんの息子だったのですが、彼は頑張った人生を歩んだようで様々な話をしてくれました。
若い時はストリートパフォーマンスをしていて口から火を吐いていたりした・・・娘には内緒だが、とのことでした。メキシコオリンピックの時には聖火を運んだ、自転車競技に出た、とかの話もありました。
私は随分と頑張って財を成した人なんだなあ、と話を聞いていて思いました。
レストランから見える通りの外には典型的なメキシコのマリアッチの衣装を着た数人が彼らもストリートパーフォーマンスをする人なんでしょう、ギターを抱えて歩いて行きました。ソンブレロをかぶり袖口に、ズボンのすそにたくさんボタンが付いた伝統的なマリアッチの衣装、健在でした。
旅の楽しみはそんな風にさまざまな人たちに会い私の人生では起こりえない話を身近に聞くこと・・・もうすぐ、再びチェンマイに行きますが、どんな出会いがあるのか楽しみです。