どうして日本人は語学が苦手なのだろう?
なぜでしょうか?
私に言わせれば、そもそも学習法が間違っていると思うのです。
語学教室に通ってもネイティヴの先生の英語をただ聞いていて自分では喋らない。これではいつまでたっても上達はしません。
だいたい先生のいう事をいくら聴いていても、分からないことをただずっと聴いていているのでは英語が身に付くはずがないのです。
英語なんて本当言うとクラスに通う必要もない。
CDなりの英語を何回も聴いて真似していればいいのです。
そして、語学学習はただ繰り返し練習するのみです。
たいていのクラスは1年に48時間だけです。
簡単に計算すると、それは2日だけです。
それで英語が身に付くと思いますか?
幼児が言葉を習うのにどれだけの日々を過ごしていくか・・・。
だから必要なのは繰り返しの練習です!
生徒さんで辞書で見つけた難しい言葉ばかり喋る人、難しい内容ばかり喋ろうとする人がいますが、これって大変おかしいことです。
自分のこと、家族の紹介さえすぐには喋る事が出来ないのにそんなことに挑もうとする・・・無駄です。
英語の学習はまず簡単な事こら沢山喋ることです。
私が中学生の時、米国の人は日常的に500語ほどを使っている、と聞きました。それから数年して、その数はもっと少なくなり300語と聞きました。日常の会話はそれだけの語で足りるのです。
動詞も酒につかわれるのは10ほど、と聞いたことがありましたが、後にその数は6に下がりました。
have, do, get, beなどです。
だから生徒さんたちもそれらの言葉を駆使して様々にしゃべる事が出来たらOKなのです。
それから、日本人は喋る前に身構えて間違えない様にと一生懸命になっています。これもマイナスです。
間違いなんて恐れなくていいのです。間違うと、しっかり頭に入って二度と同じ間違いはしないと思います。
日々の勉強法で一番いいは日記です。そう言うと生徒さんは毎日同じことばかり書かなければならなくなる、と言われるのですが、それが大事なのです。
毎日、毎日、同じことを書いていると何も考えなくても英語がスラスラ出てくるようになります。信じてください。
私は日記ではないのですが中学1年生の時から海外のペンパルに手紙を書いていました。沢山のパルに同じような事ばかりを書いていたわけで、中学3年生のころには日本語を考えなくても英語でたいていのことは書くことができる様になっていました。英語脳ができて来ていたんだと思います。
英語で考える事が出来ると英語での会話もスムースです。聞いた英語がそのまま頭に入ってくるので・・・。
さて、私の夫は8か国語喋る事が出来ます。たいていのヨーロッパの人たちは多くの言語を喋ると思います。夫はラテン語、日本語等を大学で習ったわけですが、ヨーロッパの言語は隣国の言葉なんてよく似ているので学びやすいと思います。
Jeg har en bror.
Vi reiser til Turkie snart.
Jeg er glad i mat.
ノルウェー語です。どういった意味かお分かりになりますか?
英語にも似ているし、ドイツ語にも似ていると思います。ノルウェー語はゲルマン系ですので。
ノルウェーでは小学校4年生から英語、フランス語、ドイツ語の学習があります。
余談事ですが私の知り合いの娘さんがカナダに住んでいます。ご主人は台湾の方で今11歳の彼らの娘さんは日本語、中国語、英語、そしてフランス語を喋ります。フランス語圏の州に住んでいるとかで学校ではフランス語で授業が行われているそうです。彼女の一番得意なのはやはりお母さんの影響があるのか日本語だそうですが。いいな、いいな!です。
また、ノルウェーのことノルウェー語のこと書いてみたと思います。