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ベトナムの水中劇
水、と言えば少しは涼しい感じがするかなあ、と思い、今日はベトナムの水上(と言うのでしょうか?それとも水中?)人形劇のお話です。
夫と私もハノイに滞在した時に劇場に見に行きました。
ホテルがまあ、近かったので良かったのですが、南国特有の夕方、夜の夕立で帰りは大変でした。タクシーに乗ったら少々方角が違ったところまで行ってしまったりで遠回しされてぼられてしまいました。本当は歩いてでも帰れるところだったのです。
観光客に大盛況でもっといい席が欲しかったのですが、残っていた席、2階の真ん中になってしまいました。
この人形劇は11世紀くらいから続いている伝統的なものだそうで、ベトナムの民俗村などにに出かけてもその一角に劇場とそれに続く水を張ってあるプールがあり、ああ人形劇を見せてくれるんだなあ、と察せられました。
このもともとの人形劇は水田で行われていたもののようです。
日本でも田楽とかありますもの、やはり働いている人のための余興として人間同じようなことを考えてしまうのでしょう。
ポルトガルリスボンで人形ミュージアムに行ってみましたが、インドネシアのマリオネット風の人形の展示はあったもののベトナムのものはありませんでした。
ロンドンではかなり大きな人形の博物館がありました。日本の文楽人形も市松人形も展示されていました。着物が右前に着せてあったのが残念でしたが。この博物館のドールハウスは圧巻です。
さて、ベトナムの水中人形劇の話に戻ります。
その人形劇を水の中で行っている人たちが、劇が終わると、皆、楽屋裏、あるいは水の中から現れて挨拶をしてくれたのですが、あんな水の中にずっと入っていなければならないとは・・・私はなかなか大変なお仕事だと思いました。
流れもなくよどんでとても清潔な水とは思えなかったのです。
ベトナムに観光に行かれることがあったらお勧めです。ベトナムの文化伝統を感じることができます。
ベトナムの人たちって人懐っこくっていい人たちだと思いました。人形劇だけでだけでなく、その、歴史的な何かを見せてくれる各国の劇も興味深いものです。
ディナー付きでの北京の京劇、バンコクでの舞踊劇・・・バリにもありますね。中国、桂林だったかな、そこでも踊り、劇をみました。
圧倒されたのはフランスのお城での野外劇・・・甲冑を身に着けたジャンヌダルクが馬で駆け抜けました。今もあの馬の走る音が頭の中に残っています。
ところで、ベトナムには冬行ったのですが、それでも暑くて閉口しました。冬暑くはまあまあないのはタイです。バンコクでお正月を迎えた時、スーツケースが到着空港に届いてなくて5日私は着る服がありませんでした。夫のT-シャツを着てしのぎました。3日同じ服を着たのは初めてのことだったのですが、バンコクでもなんとかなりました。