鳥かご
皆さんは何か収集していますか?
なぜか、鳥かごの形に魅了され、私は鳥かごを集めています、と言ってもミニチュアで小さいものですが。虫かごまであります。気に入っているのは韓国で買ったアンティクで銀製のもの。
以前は、夫が鳥かごを集めていました。こちらは本物で、カナリヤ、ジュウシマツなど、数種飼っていたことがありますので、実際、中には鳥が入っていました。
で、鳥かごも様々に、です。一番、美しい鳥かごはチュニジアだったからでしたかからろ取り寄せたものだと思います。白いメタリックでできていてきれいです。今は、全てただの飾り物ですが。
中国からもいくつか持って帰りました。
中国の人たちの鳥への愛情ってすごいですね。自分の愛鳥をその集まりに連れて行って、鳥の話で盛り上がったりしているのを何回も見かけました。
ホテルから見える家々の軒先にかごに入った鳥が見えたりして、文化を感じました。
しかし、鳥は自由ではなくて幸せではないかもしれませんね。
自由という日本語から連想する言葉はlibertyより freedom だと私は思います。
誰にも邪魔されず、言いたいことを言い、したいことをする権利、というのがfreedom の最初の語源です。
ただし、言いたい放題、したい放題、それが自由というのなら、一定の責任をもって、と言いたいですよね。
しかし、freedomの態語としてはまさしくそれであっているはずです。
libertyは政府や権力からの適度な制約なしに思うままに生きる自由、というのがこの言葉の最初の語義です。
without too many restrictions適度な制約なしに、ということは逆に言うと libertyに多少の制約はつきもの、ということになるのでしょうね。
この辺がfreedom との主な違いなのでしょう。
ウィズダム英和辞典のfreedomのところに次のような解説がありました:
freedom は誰からも妨害されず、個人の意向に従って行動する自由を言う、そういうことだそうです。
liberty(より固い)は高速や幽閉などから自由許可や権限にとらわれない自由について述べる際に好まれる言葉だそうです。
ということは、freedomは野生的な自由であり、livertyは社会的な自由てことでしょうか?
ところで、我が家にジュウシマツがいた時のお話です。
よく慣れて、かごの外にしょっちゅう出して遊んでいました。自由に飛び回っていました。猫もいたのですが、おとなしい猫で友達と思っていたと思います。
鳥は、鳥の外で自由にしていると、やはりかごには帰りたくないというのが心情で、いつも「いやいや」と逃げ回っていました。
それが、ある日、我が家にもう一羽ジュウシマツがやって来たのです。
どうなったと思います?
「古株」のジュウシマツには新しいかごをあげました。そして、新しいジュウシマツを彼がずっと住まいとしていたかごに入れたのです。
私たちは鳥の心理が分かっていませんでした。2羽を同時にかごの外に出し、遊ばせようとしたら、古株さんは自分から彼のもとのかごの中に入っていきました。
彼は、即、自分のもとの古巣へ入り込んだのです。あれほどかごの中が嫌だいやだ、と言っていたのに。いったん古巣に入り込むと、今度は出たくないと主張していました。
小さいながらの縄張りの主張に私たちは驚くしかありませんでした。