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東巴(とんぱ)文字てどこの文字かご存じですか?

中国には何回旅したか分からないくらい出かけました。それも北やら南やらあちこちへ。日本のツアーではあまり訪れないようなところ、チベットの近くとか、内モンゴル、海南島とか、河北省とか、個人で出かけました。

今回は麗江(日本語では麗江と発音しますが、中国語ではリージャんです)への旅のお話です。この町の近くに東巴文字が使われている村があるのです。なし族と呼ばれている人たちの村だったと思います。落ち着いた静かな村だと思いました。納西、これでなしと呼んだのだったかなあ。中国も広いですね。麗江から北京の方に帰るときに空港でいつもの中国語とは違った言葉が聞こえてきて少し驚きました。

なし族の村では、水車が回っていて、その水場には大勢の女性が集まって昔ながらの洗濯風景を展開していました。

家の門扉とか、街角の壁とかいたるところにカラフルな東巴文字が見えました。

じっと見ていると漢字の成り立ちにも似ててとても興味を覚えました。

帰りに空港の本屋さんでその文字の辞書を購入しました。
夫はその文字が印刷されているT-シャツを購入しまし

さて、韓国もベトナムも漢字の使用を中止してしまって現在に至っていますが、日本でも廃止論が盛んに論じられたことがあったとか。廃止にならなくてよかったですね。漢字があるためにどれだけ日本語が豊かに美しい言語になったか。

現在、漢字が使われているのは本国中国と日本だけです。

漢字使用が廃止されなかったために、今でも私たちは日本の古典を読むことができます。私たちの日本語は漢字、カタカナ、開かなの使用で実に豊かになったと思います。

英語だって、フランス語が入ったために、どれだけ豊かに美しい言葉になったか。そんなことを言うと顰蹙を買いますか?

韓国では漢字の読み書きができようものなら、大変なエリートに思われるとか、韓国の大学教授がそんなことを言っていました。

タイのチェンライ、チェンマイを訪れた時、以前はそこでも感じが使われていたのだということを感じました。どちらの地名のチェンも清という感じをもともとは使っていたようで、所々でその字が入った地名を目にすることがありました。

チェンライのライは来という字です。

夫はオスロ大学で日本文学を専攻していたのですが、その中には修二も入っていました。小学校で児童が使う習字用の道具を一式買って、文鎮もちゃんとおいて神妙に書いていましたよ。

あの頃は、何だったんだろう。日本人が使うことがあるはずもない難しい英単語を覚えて英語が身についた、と思うのと一緒でしょうか。おっとはわたしが書けない薔薇とか難しい漢字を習っては楽しんでいました。ちゃんと書けていたのです!

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