ノルウェーの男性はよく家事をする、奥さんを助けるということで知られているようです、しかし、主人は囚人?
.男女平等で夫婦、彼らは、特に両方が外で仕事を持っていると、家事を分担すべきと考えているようです。しかし、現地に住んで、それだけではないということが分かってきました。
男性には徴兵義務があり、彼らは軍の訓練にある程度の期間参加しなければならないのですが、その間に彼らはあらゆることを習い、身に着けてしまうのです。
これは大変いいことではないかと思います。軍内では自分たちの食事を作らなければならないからでしょうか。料理ができるようになります。
無論、洗濯などもしかりなのです。
私たちの知り合いでレース編み、毛糸の編み物などを楽しんでいる旦那差もいました。
とにかく考えられるあらゆることができるようになって軍の訓練から帰ってくるのです。
では、ここで私たちの友人のエピソードです。
私たちが結婚したころに同じく彼らもゴールインしました。その当時、奥さんの方はもう技師として仕事をしていました。
旦那さんのほうがまだ学生であったということもあり、訪ねる度に旦那さんの方が料理をし、ケーキを焼いて私たちにふるまってくれていました。
その後、会計士として旦那さんは働くようになったのですが、家庭内で出来上がった伝統、習慣は変わることがなかったようです。
奥さん曰く「私は料理をするのがへただから」
それでも通るのがノルウェーです。ある意味いいですね。
彼らは4人の子供たちの親です。私の記事の中に時々登場する友人一家です。4人目が生まれたころ、私たちは日本に住んでいました。彼らを訪ねてノルウェーを訪問した時もあいかわらずでした。
ノルウェーの週間通り、ディナータイムは旦那さんが仕事から帰ってから始まりました。
当時、産休で奥さんは家に毎日いる生活だったのですが、旦那さんの帰宅を待っていたかのように、彼が家の敷居をまたいだ途端、赤ちゃんの世話は彼の仕事になりました。
食事を与え、押し目を買え、彼はしっかりすべきことをしていました。日本ではそんなことありえないでしょう?
旦那さんは外で遊んできたのではないのですよ。私は珍しいものでも見るような目で彼のすることを見ていました。
「私は家でずっとその子の面倒を見ていたのだから、今度は旦那さんの番」と言う言葉が奥さんの口から聞こえてきました。
誰もその言葉に異論を唱えないのもノルウェーだからでしょうか。
さて、現在、その子供たち、年長者も、その次の子供も40代、皆成人しています。この2番目の子供が幼い時からよく家事を手伝っていました。私たちと一番かかわりを持ったのも彼だと思います。以前、私が彼のことをジャガイモに見えると言ったあの男の子でした。
私たちが訪問したある時、親が言ったのは「今日は息子が料理をしたからたから」でした。
今、上から3人まではそれぞれ家庭を持ちいいお父さん、旦那さん、奥さんぶりを発揮しています。
日本に帰って来て40年余り、我が夫はしっかり日本の亭主殿をやっています。(日本の一般的な旦那さんたちより家事の手伝いをしてくれているとは思いますが。掃除とかです。)
そんな夫が外国人に日本語を教えることがあるのですが、その一つが「主人」と言う言葉です。初めてその言葉を聞いた時よほど強烈な印象を持ったのでしょうね。
どんなふうに教えているか想像がつきますか?
「しゅじん」は「しゅじん」と一緒ですって!
夫にとって最初の「しゅじん」は主人で、二番目の「しゅじん」は囚人です。
今では、はっきりその言葉の違い、漢字は分かっていますが,習い始めたころは特に驚き・・・戦慄が走ったようです。その頃、始めたばかりの日本語学習者にとって音が少々のびるかどうかなんてとんじゃくなく、自分で主人は囚人だ、と言っていました。
タイトル上の絵はノルウェーの一昔前の花嫁さんです
一番下の絵は花嫁さんがフィヨルドを嫁ぎ先へと船で急いでいるところの絵です。オスロの国立博物館に展示されています。
そして、花嫁さんの胸元にはこのような純銀、純金の伝統的な装飾品がつけられています。幅は大きかったら10㎝弱はあると思います。
これらの装飾品は今も人気があると思います。娘も洗礼式のお祝いとかにはいただきました。
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