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この写真をご覧になって何の野菜かお分かりになりますか?
初めてこの写真を見ただけでは私は分からなかったと思います。
芽キャベツです。
今、どうして芽キャベツのことなんか書くのだろう?と思われました?
普通だったら考えられないことです。芽キャベツって夏の食べ物でしょうか?最近、スーパーでこの野菜自体見ていないような気がします。
実はこの暮のタイへの旅行で、ちょうどクリスマス時期が入っていたため、テレビの各局がかなりクリスマスのことを流していました。ある放送局(英国より)がクリスマス・ディナーには必須の定番メニューだと芽キャベツのことを放送していたのです。
どのように収穫されるか、と言うようなことまで流していました。芽キャベツって畑ではどんな形態で育っているかご存じでした?私は普通のキャベツと同じくらいにしか思っていなまったのです。つまり一つの根に1個とか・・・まあまあで3,4個とか。それは大変な思い込みだということが分かりました。
日本の「芽キャベツ」と言う名前が紛らわしい、誤解を招く名前だと思ってしまいました。
英語ではBrussel sproutと言います。どこにもキャベツなんて言葉はない・・・。
収穫にはお米や麦などと同じような大きな機械(トラクターみたいに人間が乗り込んでいました)が使われていました。トウモロコシの粒をそぎ落とすように芽キャベツを一挙にそぎ落とす、という感じでした。
芽キャベツはまるでアラビアのデイトみたいに串にいっぱい丸いのが付いている感じでした。テレビで見たのはそんな感じだったのですが、この写真では鈴なりですよね。驚きです。
一つ一つのキャベツが育つようではなかったんですね。単に小さのキャベツにしか見えないのに。日本で芽キャベツと呼ばれるのももっともだと思ってしまいました。
私はかってに芽キャベツとはキャベツを改良したものくらいに思っていました。キャベツの変種だそうです。
一株から50-60くらい芽キャベツが取れるそうで、別名「子持ちキャベツ」などと呼ばれるそうです。
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ベルギーで17世紀にはもう食べられるようになったとか。英国では19世紀になって食べられるようになったそうです。だからBrussel sproutとよばれるんですね。Brusselとはベルギーの首都です。sproutとは芽のこと、もやしもbean sproutとこの言葉を使って表現されます。
芽キャベツは七面鳥など肉料理の隣に付け添えられていました・・・かなりな量、ゴロゴロと。
野菜で思い出したことがあります。以前、記事で書いた隼人ウリがチェンマイの市場で売られていました。どこのレストランでも供されたことがないし、どこの庭にもなっているのを見たことがないのですが、やはり家庭料理に使われるのだと思います。