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炎の色って何色?

炎を絵に描くとき、たいていは赤にしますよね?しかし、やはりこの写真のようなときもある?ガスの炎はどう見ても青色でしょう?

真っ赤より青色のほうがそんなに熱くないように感じますが、いかがでしょうか?確か青色の方が赤より熱量があるんでしたよね?

blue は赤々と燃えるflameの色。

blue青と赤の色がもともとは同じであったということ、そんなおかしな話が・・・ということになりますか?

しかし、実際には青も赤も城も黒も、これらすべての色の語はflame炎の色の様々な色から発展してできたものなのです。

flame炎の fを bに変えてできるのが blue です。青白くぼ~と燃えているflame炎の色です。

blue青の隣の炎の色を表す形容詞が blank「白紙の」です。

現在ではblank「白紙の」は「白い」というよりも「何も書かれていない」という別の意味に転嫁していますが、もともとは「白」を意味しました。

blanketだってもともとは、羊の毛でできた染めていない状態のウールを指す言葉でした。

もともと「白」を指していたblank「白紙の」の kを c、さらに cを chにかえてできるのが、 bleach「漂泊する」です。

bleach「漂泊する」とは blank「白紙の」のように真っ白にしてしまうことです。

また、blank「白紙の」のnを音消失すると bleak「荒涼とした」という語が生まれます。

bleak「荒涼とした」とはもともとは「白い」という意味。すべてを雪で覆われた blank「白紙のような」地とか殺風景な何もない地とか家、転じて暗いとか、といった意味もあります。

何かの色を表現するとき、やはり人間は思い込みから知っている色にしてしまう、ということがあるのでしょう。

はじめてヨーロッパに行ったとき、なるほどと思ったことがありました。

スエーデンの友人宅の幼稚園児の娘が自分が描いた数枚の絵を見せてくれたのですが、犬の絵も猫の絵も、どれも青い目に塗りつぶしてありました。

いつも見ている周りの人たちの眼が青いからだと思いました。日本の児童だったら、まず黒色にするのでは、と思いました。

虹だって国によっては、どこでしたか、たったの2色だという国がありました。

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