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くしゃみをしたらBless you!というのはなぜ?大げさなこと!
英語圏の国々では周りのいる人がくしゃみをしたらBless you! と声をかけることがよくあります。日本語で言えば「お大事に」と言う感じになるのかな。くしゃみ3回~3錠とかいうコマーシャルもよく聞こえていましたが。ノルウェーでのお母さんたちはすぐに「あったかいミルクと蜂蜜を持ってこようか?」言います。
God bless youというのは、英語圏においては生活に寝付いた定番の表現と言えるでしょう。しかし、考えてみると、なぜ、くしゃみをしたくらいで「神のご加護があっりますように」などと大げさな話になるのでしょうか。
はっきりとは分かっていないようですが、よく知られた説としては次の二つがあるようです。
ペスト説:
その習慣がもともと実際の祈りの言葉として始まったというものです。グレゴリウス1世が西暦500年に教皇に選ばれた時、腺ペストの広がりがローマにも広がりそうな気配がありました。病気を鎮めるため、彼は果てしない祈りと聖歌のストリートパレードを命じました。その頃、くしゃみはペストの初期症状と思われていたのだそうです。祈りの言葉 God bless you!は病気を食い止めるためのありふれた試みであったわけです。
このような時代において、思わずくしゃみをしてしまった人は、と言ってそんなに簡単に止められるものでもありません・・・彼らは大変なショックを受けるたのでしょう。近くにBless you! を言ってくれる人がいなかったら、顔面蒼白になりながら、走りだしそれを言ってくれる人を探しに行ったのかもしれません。
魂・邪悪説:
もう一つは、人々はかって次のようなことを信じていたというものです。それはくしゃみをすると自分の魂が体から飛び出てしまうということ。それ以外にくしゃみは悪魔や邪悪な魂の体への侵入を許すこと、あるいはくしゃみは邪悪な存在の侵入を防ぐための体の反応であるということ。これらのケースにおいてBless you.や God bless you.は邪悪なものに対抗する盾のようなものとして用いられたのです。
二つの説に共通して言えるのは、うっかりBless youと言うのを忘れてしまったら大騒動だったということ。その点、日本ではくしゃみをしても誰かがうわさをしているだけ?
ところで、日本ではくしゃみをするときはハクション!ですよね。英語圏ではachooです。彼らには他人の自然に出たくしゃみがそう聞こえるらしい。と言うか、みんながACHOOOOO!とやっています。日本に住んでいたら、いい加減にはハクションと言わないかな?と思ってしまうのですが。