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アンティクミシンで優雅に縫物をする

私は洋裁が大好きです。布に囲まれ何かをクリエイトしていれば幸せって感じです。

今、作成したいものは傘の布でリサイクルして小さいバッグを作ること。知人がレース時のバッグを見せてくれたのですが、それがもと傘だったとか。私もトライするぞ、と思っているところです。

今日はミシンのお話です。我が家にはミシンが5台あります。一つは工業用で皮も縫えるというもの。2つは家庭用でそのうちの1台をいつも使っています。軽くて持ち運びに便利なもので。もう1台は私が高校生の頃。母が買ってくれたもの。あと1台はロックミシンとアンティクのシンガーミシンです。

今日はそのアンティクミシンのお話です。くるくる回るウイールのところに小さな持ち手、ハンドルがあるミシンです、手回しです。この絵みたいな。ご覧になったことありますか?

手回しで、ウイールを回しながら縫うことになるのです。洋裁のお店とかしていたらお店のいいディスプレイになるかなあ、と言う代物です。

私がもらい受けた手回しミシンは義母が使っていたものです。ノルウェーで私もそれを使って義母の作品作りのお手伝いをしたことあります。木の箱に入っています。

義母のことは何回も書きましたが、本当は20年くらい前に亡くなっています。彼女が亡くなった時に、私はそれが欲しいともらい受けてきたのです。ノルウェーの習慣としてほしいものがあったらリクエストする・・・同じものに対して何人もリクエストがあったら、抽選にするそうです。

義母は2個のそういうミシンを持っていたのですが、もう1個の方は一番上のお姉さんがもらったと聞きました。

真ん中のお兄さんが亡くなった時には多くの持ち物はオークションにかけられ、お金に替えられました。そして皆兄さんとして分配されました。お兄さんは生涯独身だった、残された遺言書もなく、そういうことになりました。マティスの本物の絵などもあり(お兄さんは美しいものが大好きでそういったものを集めていました)オークションは賑やかだったと思いますが、私たちは、その時、日本にいましたので状況はよく知りません。

お義母さんが亡くなった時には、大きな年代物の時計、油絵なども持って帰れ、と置いていてくれたので、ずいぶんと重い思いをしながら持って帰りました。空港では重量を少しオーバーしていましたが、形見だからと目をつぶってもらって。

税関では、日本に着いてからの方が難しくて、ミシンは奥の方に持っていかれてx-レイまでかけられて、やっとOKとなりましたガ、やっとこさあで荷物を作っていたのに、そこで、また,やり直しと言うことになってしまいました。

x-レイと言えば、セキュリティチェックのところで面白いことがあったことがありました。夫は寒がりです。いつも冬の旅ではカイロが手放せません。アメリカのどこだったかなあ。セキュリティチェックのところでカイロをx-レイにかけられたことがあります。アメリカにはカイロなんてないのでしょうか。

で、夫は係の人にスキーなどに行った時に役に立つからとカイロをあげていました。セキュリティチェックのところってさまざまなドラマが生まれますね。皆さんはいかかですか?

台湾へのツアーに加わって旅した時にはグループの数人が現地で買ったミカンをスーツケースに忍ばせて持って帰っていましたが、何も言われなかったようです。私は後で、電話をかけて取り締まりを厳しくしないと生態系が崩れると注意したのですが。






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