私の生涯で初めて歯を抜かれてしまった・・・でdandelionタンポポのお話です
昨日のことです。1本歯を失くしてしまいました。歯科医院での出来事ではあったのですが、まさかのあっという間の決断でそうなってしまった。帰宅の途につきながら、これって正しかったのだろうか、とずっと思い続けていました。
最初は二週間ほど前でしたか、サラダをバリバリ食べていたら左上の歯が痛くなってきたのです。昨年治療してもらった他の歯が痛いのかどうか分かりませんでした。押してみると一番奥の歯のような気がしていました。で、右側の歯ばかりで食べるようになってしまったのです。そうこうしているうちに、右側の一本の歯の詰め物が取れてしまいました。
やっと重い腰を上げて歯科医に出向いたのがこの月曜日。本当は定期健診で6月20日に出向くことになっていたので、それまで待てるかと思っていました。だんだんにひどくなって痛み止め、薬まで飲むようになって、とうとう月曜日に急患で診てもらい、あらためて水曜日に治療を、と言うことになりました。その段階では左の一番奥の歯の虫歯がひどくなっている、神経をとってしまうか、と言う話でした。
さて、がりがりし始めてしばらく、音が早くもやんでしまったのです。もう終わり?と思った私は甘かった。割れが入っていると写真を見せてくれて、これは治療のしようがない、抜いてしまうか、どうか、と言うことになったのでした。置いておくと歯茎が腫れてしまったりで何もいいことはない、と言われてしまいました。
一瞬の中に私はあれこれ考えました。
家に帰ると私の放ったまず一声が「歯を抜かれた」でした。わけを言うとそりゃあしょうがない、と夫と娘の返事ではありました。やはり決断は正しかったということですか?ずっと大切にしていた歯、親からもらった歯、一生お世話になるべき歯を失くしてしまったということで何か後ろめたいことをした、そんな罪悪感を私は感じていました。
実は、母親も昨日歯を抜いたのです。母娘そろって・・・これはめったにないことではありますね。
数週間前に実家に帰った時、聞いていました。母の前歯2本がぐらぐらしていて何かしゃべっても痛いんだと。今月6日に歯科医に行く予約を入れている…そんな話でした。母は百四歳、母の状態を考えると歯科の椅子に座りこみ治療を受けることはできるのだろうか、もし、出かけて行っても断られるのではないか、などと思っていましたが、この世の中、歯科医の訪問治療もあるということが判明し、来てもらって治療をしてもらうことに変更したそうです。
母は年の割に元気で、2本抜いてもらったのですが、まだ数本残っているとか。定期健診で検査を受けたら(血圧とかの薬をいただいているのですが、どんなお年寄りでなかなか家から出られない状態でも定期的に医師が診ない限り薬は出せないと言われたそうです)少々貧血気味、そして心臓は肥大しているが、他には一切問題がないと言われたそうです。腎臓も肝臓も・・・すべて。母は元気です!
ところで、歯医者とタンポポが関係ある?お聞きください。
dent-de-lionはヨーロッパ、アジア、北アメリカに生息するデイジー科の良く知られた植物で、細長い乳白色の根っこを持ち、一つの大きな黄色い花を咲かせます。日本語のタンポポです。
14世紀後半にdent-de-liounの短縮形として使われ始め、その名前は葉が歯のように鋭いことから派生し、中世ラテン語の dens leonisの翻訳である、古フランス語の dent de lionに由来します。ラテン語のdens(属格形)dentisは「歯」を意味し、dent-(歯)と leonis(ライオンの)属格形 leo(ライオン)との組み合わせです。
他の俗名は「tell-time]のように、白い種を拭いて時間を知る習慣や、植物が日光に合わせて開閉することに言及しています。また、その利尿作用に関連する名前もあります(中英語の [piss-a-bed]、フランス語の「pissenlit」)。
野に咲く花の名前に「歯」と言う意味の言葉が使ってあるなんてちょっとデリカシーは感じられませんね。私は勝手に「ダンディーなライオン」くらいに意味にとっていたことがあるのですが。「歯」ではなくライオンのたてがみに見えたのです・・・かわいいライオンです。