開催概要 展示会名|Focus-視点がつなぐ可能性- 日程|10⽉31⽇(月)〜11月5⽇(土) 時間|12:30-20:00※最終⽇8⽇は17:00まで 会場|GALLERY AND LINKS81.one/bis 住所|東京都中央区銀座1-22-12 藤和銀座一丁目ビル6階 ⼊場料|なし アクセス1|銀座線・日比谷線「銀座」駅 A13出⼝徒歩8分 アクセス2|日比谷線・浅草線「東銀座」駅 3番A7出⼝徒歩8分 アクセス3|有楽町線「新富町」駅 1番出⼝徒歩4分
人の顔だけでその人を判断するには情報が足りない。 家も外観を見ただけで知った事にはならない。 互いに中身の質感を知ることが重要である。 つまり殆どの人や家の事を知らない。 見ているのは人や家という記号である。
目の前で猫が階段を駆け上る。 私達はこうした状況を言葉で理解する。 では、言葉を知らない猫の視線と我々の視線では物の見え方は異なるのだろうか。 物や状況を言葉で説明出来る事は効率的だが、それはつまり言葉で蓋を閉じて中身を隠しているのではないか。 その中身を解放する事で新たな発見があるかも知れない。 階段の名前や意味などを忘れて、そのままの形を受け入れてみる。
これは建築図面を拡大した写真である。 部分的に拡大する事で、全体像と尺度が掴めなくなり、図面の機能を失う。 意味を失った抜け殻が、宙を彷徨う様でもあれば、はじまりを予感させる様にも見える。
鳥の親子が道路を横断する映像。 そこには車の行列が出来ていた。 可愛さ、苛立ちなどの感情、倫理、時間、法律、経済など些細な事の中に、人間の制約が垣間見れた。 鳥が自由に見えてしまうのは一方的であって、こちらには見えない制約があるのかもしれない。 同じ景色を見ていても、互いに見えない制約と戦っている。
使わなくなった木箱の蓋をつくる。 箱を見るとつい容れ物を連想してしまう。 それを裏切る為に、使えない箱を作る事にした。 モルタルで成形した蓋は固く、冷たく、重い。 違和感や緊張感が距離を生む。 空間を埋める蓋は、容器では無い事の宣言であり、 新たな向き合い方を考えなければならない。 『使えなくなった』から『使えない』に言葉を変える事は、 物の機能や関わり方も変える事になる。
部屋の整理から出てきた「忘れられた箱」を開ける。 個々の物は覚えているのに、これらを纏めた理由を思い出せない。 曖昧な記憶と現実の風景が反応する事で新鮮な印象に変わっていく。 それは写真を眺めた時の反応と似ている。 イメージと記憶の相互作用によって写真の見え方がその都度変わっていく。 箱の蓋を開ければイメージが作られる。 箱は写真機のようである。
物事の判断で使われる一つに日常と非日常がある。 とても便利な言葉である一方で、極端な仕分けでもある。 日常と非日常の境界はどこにあるのか。 各々が持っている日常の基準を変えられるのか。 非日常と判断するにはまだ早い気がする。
海外の小さな町や村の様子が収められた本を見た時に、多種多様な町を形成する要素の中で「家」に興味を持った。街並みの説明が中心で、隠れている家々の私生活が気になったからである。日常の生活も同様に、家の外観を見て家と認識しているのではないだろうか。実際はそれぞれの家の中に、それぞれの質感が存在する。染み付いた匂いや色や光、そして時間がある。家の意味は「人の住む建物」であり″人の住む″はまさにその質感にあたる。質感の分からない外観の家は「箱」を見ている事になる。見えない箱の中身は無限
開催概要 日程|5⽉6⽇(金)〜8⽇(日)11:00-20:00 ※初⽇6⽇は12:00スタート/最終⽇8⽇は18:00クローズ 展示ブース|EXHIBITION ブースNo.12 会場|「スパイラルホール(スパイラル 3F)」 住所|東京都港区南⻘⼭5-6-23 地下鉄 銀座線・半蔵⾨線・千代⽥線「表参道」駅 B1. B3出⼝すぐ ⼊場料などの詳細はこちら https://www.google.com/maps/place/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82
はじめまして。 ばば ゆうたnote管理人のよっさんと申します。 今後、ばば ゆうたの作品をゆるりと公開して参ります。 ばば ゆうたってどんな作家?経歴| 1984年生まれ 2003年建築の専門学校を卒業後、建築設計会社に勤務。 主な受賞歴| 2022年SICF23 鈴野浩一賞 主な活動履歴| 2022年SICF23(スパイラル/東京) 作品について| 身近で普段見落としてしまうようなものから、広がるイメージを作品にしています。