【世界3大時計】パテックフィリップ 特徴は?
こんにちは。yutaです。
今回も前回に引き続き、時計のブランドについて
紹介していきたいと思います。
0.パテックフィリップについて
「世界最高峰の時計」などと呼ばれている
世界3大時計の一つであるパテックフィリップ。
その魅力や特徴はどんなものなのでしょうか?
1.創業からの歴史について
1839年、アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックと
フランソワ・チャペックによって設立された
「パテック,チャペック社」が前身となります。
1844年、ジャン・アドリアン・フィリップが、
パリ産業博覧会で彼の鍵なし竜頭巻上げ・時刻合わせに
対して銅メダルを授与されます。
その時、アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックが
ジャン・アドリアン・フィリップと知り合い、
意気投合し、入社。
そして、1851年には社名を「パテックフィリップ社」へ
変更。
また同年、ロンドン万国博覧会に出展した世界初の
鍵なし時計が賞賛を集めました。
そこから、複雑機構の時計の製作や特許の取得などを
行っていきました。
1932年、シャルルとジャン・スターン兄弟が
パテック フィリップの経営権を取得し、
現在に至ります。
2.特徴について
まずは1つ目です。
・パテックフィリップ・シールと呼ばれる独自の品質基準が
あり、全ての機械式の製品に刻印されています。
■パテックフィリップシールとは?
ジュネーブシールの認定基準を超える、
極めて高い独自の認定基準。
美的な基準と技術面での基準を設けたものとなります。
認定する基準としては、時計全体を対象としています。
→ムーブメント、ケース、文字盤、指針、プッシュボタン、
ブレスレット、バックルなど、完成したタイムピースの
すべてを対象としています。
また、ムーブメントの計時精度に関しては、
日差−3〜+2秒という基準を設けています。
※クロノメーターと呼ばれる規格は、平均日差で
-4~+6秒以内となっています。
ジュネーブシールについて、無条件で刻印することを
許されている唯一の高級時計ブランドと言われています。
2008年までは、全ての製品にジュネーブシールを
取得していました。
2009年にパテックフィリップシールを規定し、
現在はパテックフィリップシールの取得となっています。
つまり、この規定を通過できるということは
内装、外装ともに技術力の高さを証明できることの
表れとも言えると考えます。
続いて2つ目となります。
・永久修理。
製作された時期に関わらず、全ての自社製品の
メンテナンス・修理に対応しています。
それを行っているブランドについては、下記の通りです。
同様の対応を行っている他のブランドとしては、
・オーデマピゲ
・ヴァシュロンコンスタンタン
・IWC
・ジャガールクルト
となります。
自分の子ども、さらに孫の代まで受け継いで
使用することも可能です。
もちろん、古い年代の時計については、費用も
それなりにかかるとは考えます。
ただし、消費して終わりではなくまた修理して修理して
ものを使うことというのは、本来のものの使い方なのでは
と考えます。
もしかしたら、時代の先を見据えていたのかも
しれませんね。
続いて、腕時計の主要なモデルの特徴についてです。
1.ノーチラス
→1976年に発表されたモデル。ラグスポ。
潜水艦「ノーチラス号」の船窓をイメージした、
独創的なケースデザインです。
ジェラルド・ジェンダがデザインを担当しています。
オーデマピゲ「ロイヤルオーク」もデザインしていて、
その4年後に誕生しています。
2.アクアノート
→丸みを帯びた八角形のケースデザイン。
ノーチラスからインスピレーションを得て誕生しました。
ラバーストラップを採用した初のモデルとなります。
3.カラトラバ
→ラウンドケースにレザーのブレスレット。
シンプルなデザインで代表的なモデルです。
複雑機構を用いていないモデルとなります。
※複雑機構を搭載したモデルは、「コンプリケーション」、
「グランドコンプリケーション」と呼ばれるモデルと
なります。
3.最後に
いかがでしたでしょうか。
「世界最高峰の時計」と言われる所以が少しでも
ご理解いただけましたら幸いです。
手を出しやすい価格帯とは言えませんが、
一生もしくは次の世代まで使用することを
考えると、もしかしたら味方が変わるかもしれません。
ずっと使い続けるものの選択肢の一つとして、
検討するのはいかがでしょうか?
今日もご覧いただき、ありがとうございました。