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【IT NEWs】あなたのパスワード、大丈夫?日本人に人気の危険な”パスワードランキング2024

パスワードを設定するとき、つい簡単な文字列にしてしまうこと、ありますよね?

でも、それが命取りになるかもしれません。

0.まずは要約から!

  • 日本国内での情報漏洩事件を分析した「日本人のパスワードランキング2024」によって、多くの人が「123456」や「password」など、簡単で推測しやすいパスワードを使用している実態が明らかになりました。

今回、株式会社ソリトンシステムズが発表した「日本人のパスワードランキング2024」には、サイバー犯罪のターゲットになりやすい、意外と身近なパスワードが並んでいます。

あなたも無意識に使っていませんか?

この記事の派生知識



1.日本人が好む危険なパスワード:2024年ランキング発表

株式会社ソリトンシステムズは、2024年1月から8月に発生した276件の情報漏洩事件を分析し、日本人がどのようなパスワードを使っているかをランキング形式で発表しました。

その結果、以下のような単純で推測しやすいパスワードが上位にランクインしました。

  • 1位:「123456」 - 定番の数字並び

  • 2位:「password」 - 英単語そのまま

  • 3位:「12345678」 - 長くしただけの簡易パスワード

  • 4位:「qwerty」 - キーボード配列をそのまま使用

これらのパスワードは、どれも「単純で覚えやすい」がゆえに人気ですが、それが逆にサイバー攻撃者の標的にされやすく、危険度も高くなります。


2.危険なパスワードが招くリスク

推測しやすいパスワードを使っていると、攻撃者による「リスト型攻撃」の標的にされやすくなります。

リスト型攻撃とは、過去に流出したパスワード情報を使い、他のサービスでも同じパスワードを使っている可能性を狙って、不正にログインを試みる攻撃手法です。もし攻撃が成功すると、個人情報や機密データが盗まれ、場合によっては金銭的被害に発展することもあります。


3.安全なパスワードの作り方:今すぐできる対策

簡単に推測されないパスワードを設定するために、以下のポイントを押さえましょう:

  1. 大文字・小文字・数字・記号を組み合わせる:「G7h$2@lQ」など、文字種を組み合わせて長く複雑なパスワードにすることで、推測されにくくなります。

  2. 使い回しを避ける:使い回しをすると、1つのサービスでパスワードが流出した際に、他のサービスも一気に危険にさらされます。

  3. 二要素認証(2FA)の導入:IDとパスワードに加えて、スマートフォンでの認証や生体認証(指紋や顔認証など)を追加することで、より強固なセキュリティを実現します。

  4. パスワードマネージャーを活用する:長くて複雑なパスワードを覚えるのは大変ですが、パスワードマネージャーを利用すれば、難しいパスワードも安全に管理でき、使い回しを避けやすくなります。


4.過去に発生した有名なパスワード漏洩事件

  1. ユニクロ・GUの情報漏洩事件(2019年): 2019年5月、ユニクロとGUの公式オンラインストアで約46万件のアカウント情報が不正アクセスを受け、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、購入履歴などが漏洩しました。

  2. 7payの不正利用事件(2019年): 2019年7月、セブン&アイ・ホールディングスが提供するスマートフォン決済サービス「7pay」で、不正アクセスにより約808人のアカウントが被害を受け、総額約3800万円が不正利用されました。

  3. ニコニコ動画の不正ログイン事件(2014年): 2014年5月から6月にかけて、動画共有サービス「ニコニコ動画」で約22万件のアカウントが不正アクセスを受け、個人情報の漏洩やポイントの不正利用が発生しました。

いつどのタイミングで私たちのパスワードが流出するかわかりません。
もし、同じパスワードを使い回していたら恐ろしいことになりそうですよね、、、、、


5.まとめ

「日本人のパスワードランキング2024」が示すように、多くの人が簡単で覚えやすいパスワードに頼りがちです。しかし、それでは個人情報がサイバー犯罪の標的になりかねません。今日からでも、複雑で強力なパスワードを設定し、二要素認証やパスワードマネージャーを活用することで、安全なデジタル生活を築きましょう!!!

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