始まりの地 メスティア 【 ジョージア🇬🇪 】
ものすごく美しいウシュグリに行くため、トレッキングならぬ山登りに変わった4日間。そこへ行くための準備をしていた街が” メスティア ”です。
ウシュグリに行く直前のお話です。振り返れば、自分にとって一つ大きなチャレンジをしていて、きっとウシュグリを乗り切れたのはこうしたチャレンジの積み重ねだったんだろうと改めて思います。
さて
メスティアに行くためには、ジョージア第二の首都" クタイシ "から乗り合いバスで向かいます。長い時間、ずーっと同じバスに座って移動です。
ミニバスの風景
とっても語ってしまいました。
さぁ、メスティアの旅に戻りましょう。
クタイシからどんどん自然が多くなっていく道のりは少しの不安とワクワクといろんな感情がないまぜになって僕の心を埋めていました。
メスティア
ただただ、長い距離、長い時間(5,6時間くらい)かけ登ってきました。休憩もありつつ、外の景色を楽しみつつ(ほぼ岩肌と睨めっこだったw)、そんなこんなで" 始まりの地メスティア "に着きました!
長時間乗っていたから、身体は硬くなっているし、なんだかお疲れモード。
けれど、少しひんやりとした空気や風景をみて、心も身体も癒されました。
メスティアにはレストランやスーパー、コンビニ、雑貨屋さん、お土産屋さん、服屋さんなどなど、かなりいろんなお店がありました。たしか、射的もありました!ひとまず、宿に向かいます。その道すがら『宿から見える景色は”美しい所にしよう”と考えてた!』と友達に聞きました。その通りの宿で、友だちの考えがバッチリ当たり、友だちも僕も大喜び!
その宿の屋上からの光景は・・・、
メスティアに来るまでは首都トビリシやクタイシ、チアトゥラなど建物だらけの” 街 ”を見ることが多かったから自然に囲まれることがこんなに気持ちが良いとは想像できませんでした。
メスティア散策を始めていきます。
まだまだ工事中の部分は数多くありました。
観光地というよりは、中継地点としての役割が大きいのだろうと思います。トレッキングを考えると本当に大事な” かなめ ”の街です。
そして、メスティアではある挑戦をします。
それは”復讐の塔”にのぼることです。
復讐の塔
私、高所恐怖症。
塔に登るんですか?
え?
屋根の上に登るんですか?
塔の上に行くだけじゃなくて?
屋根の上に??
え?無理しなくても良い??
無理なんてしてませんよ。はははhahah•••
よし。行けるところまで行ってみよう。
今日、登る塔の前につきました。
友達が家主に連絡し、入口を開けてもらいます。
この塔、家の隣にある、いやくっついている・・・。
生活している人たちがいるのか。
そう、廃墟ではなく、生きている塔です。
ここまでは上半身だけ出して叫び、撮影し、一人で阿鼻叫喚。
しかし、人生は一度きりだ!
友だちもいる!
ぼくは意を決して、屋根の上に登ります!
ハシゴの音が怖い
よいしょ、よいしょ
いちに、いちに
あんよは上手あんよは上手
これでもかというほど優しい言葉を心の中で唱え、梯子を登ります。
友達はすでに屋根の上で堂々としています。
みてるだけでもこうぇ。
片足を屋根に置き、もう片方の足を屋根に置き、
いざ、必殺「万歳仁王立ちっ!」
たった、屋根の上にたったよ!
わー!
ぼくはたったんだ!
注)高所恐怖症
これね、あのね、屋根に上にたって嬉しかったけど
そのときを思い出しても恐怖の方が強い気がするww
けれど、一生に一度しかない人生。頑張った。
いやぁ、友だちがヘラヘラしてるんですよ。
羨ましいヘラヘラ顔だ。
しかし、この友だちがいたから屋根に登れた!
人はひとりじゃ生きられない。感謝!
で、登ることも大変でしたが、降りることもそれなりに厄介でした。見てください、このハシゴの角度
塔からおりてわかったのは、めちゃくちゃ疲れたってこと。宿で休憩しつつ明日の準備!そう、明日から山登りだぜ。
今日は長旅と塔へ登ったので、ご褒美は・・・
さぁ、僕らはこれから四日間のトレッキングだ!いや山登りだ!
詳しくは下のリンクから。写真だけでも楽しめます!
・旅人への第一歩
・旅人への第二歩
・旅人への第三歩
・旅人への第三.五歩
・旅人への第四歩
・ぼくらは旅人
メスティアで、復讐の塔に登るという、日本では考えられない体験をして少しだけ人として大きくなった自分。
山登りの準備のために滞在したメスティアで、高い高い復讐の塔に登り、精神的にも準備が整い四日間の山登りに挑戦できました。
こうした一つ一つの経験がウシュグリの素敵な風景につなっがているんだなぁと改めて感動してます。
おまけ
ウシュグリから帰ってきたぼくです。
一番上の写真と比べてもたくましさが違いますね!
表情に余裕もあります。