旅人への第四歩 【 ジョージア🇬🇪 】
おはよう朝日さん。
ついに今日、僕らは目的地である"ウシュグリ"に到着予定!
どんなところなのかな?
あの都市伝説は本当なのかな?
ここまで、僕らを応援してくれた大自然に感謝しつつ、さぁ四日目の始まりです。
本日は一番わかりやすい道を僕らは歩いていきます。が、これも結構エグかった。
到着するまで気は抜けません。
それにしても昨日の雨なんてどこ吹く風。
今日は太陽が見守ってくれています。
電柱がある。この電柱のおかげで僕らは充電もできたし、ゆっくり寝れました。
そう、こうしたライフラインがしっかりあるルートだから素人でも進めたのです。
ちなみに、この辺りはスマホの電波もしっかり三本入ってました。すご。
おや、ここは・・・、僕らが泊まる予定だった村のようです。到着して気がついたけど、昨日は一つ手前のお宿で休んで正解でした。
それなりに近い距離ではあるけれど、三日目の"あの"疲労を考えると・・・、
いやぁ、想像したくないです。
さて、この村からウシュグリまではいろんな行き方を選ぶことができます。
『車で向かうこと・道を歩いていくこと・山を登っていくこと』
旅人の中には時間がない人もいますし、僕らみたいにある程度余裕がある人もいます。さらには最後の日も山登りに挑戦する人もいます。
そんな中で自分たちのルートを決めて向かうのです。まさに人生の選択と同じ(大袈裟かw)。
ゴールは同じでも行き方は様々、本当に生き方は様々だなぁ。
たしか、下の写真にある橋を渡ると山ルートだったような?
僕らは初めからルートを決めていたので行かなかったけど、歩いてみたかったと少し心残りです。
だけど、一回の旅で全てを満喫するのは難しいのです。それも旅の醍醐味です。
もう一度行きたいかも。
車が通る道とはいっても、都会のように綺麗に舗装されているわけではありません。緩やかな上り、うねうねする道。ガードレールがないところがほとんどです。
川の流れは早く、濁っていて、音もごうごうとちょっと怖いです。
一日目に比べて、自然に対する感動の仕方に余裕がありますw
そりゃ、四日目です。これまでの経験を考えると、ねぇ?
わ、今度はこっち側が崖になっている!
この道、太陽の写真でもわかるように、左側は崩れてきそうな山肌で、右側は崖になっていてその下はものすごい速さの川。スリルしかない。おかしいなぁ、歩きやすさは四日間で一番な道なんだけど・・・
この道、本当にいろんな人たちが通っていきました。車・バイク・自転車。一番びっくりしたのは馬。生活してる人たちではなく、おそらく観光客だと思います。どこかに、そういう場所があるのかもしれません。
ただ道を歩いているだけなのに、いろんな出来事があって本当に刺激的。
こんなにいろんなことが起こるなんて全く想像できなかった。
旅って、ほんとに面白い。
真っ直ぐに見えて本当は緩やかな上り。
いつまで上らせるんでしょうか。
友達とひぃひぃ言いながら歩きます。
そして、この道である・・・
おわかりいただけただろうか?
写真奥の方からカーブを繰り返しながら歩きました。
真っ直ぐ歩かせてよって思いませんか?
けど、歩いたからわかるんです、かなり高低差がありました。無理矢理、まっすぐ登ることもできたと思うけど、僕ら旅人はズルしないんですw
はぁいっ!!!
というわけで、僕たちはついに目的地”ウシュグリ”に到着いたしました!
(拍手をお願いします)
やったーーーー!
ついたぜ〜〜〜!
どうだ!みたか!
僕たちとうとうやってやったぜ!
うれしい!
ただこの一言につきます。
でも・・・、
村はどこにあるの?
看板あったよね?
道、続いているけど・・・。
僕らはたしかにウシュグリに到着しました。
けれど、そこは県境のような場所。
村に行くにはもう少し歩き続けなければいけません。
もったいぶるねぇ、ウシュグリさん。
"ウシュグリ"は三つに分かれていて、ぼくらはその最深部にある三つ目の集落を目指しています。一つ目の集落は人が住んでいる気配もあるような無いような不思議な気配が漂うところでした。もしかすると現代と過去の”はざま”に在るのかもしれません。まさにRPGのような空間。
僕らが目指していた、本当のウシュグリ!おお、町並みならぬ村並みに感動しつつ、先ほどの村よりも人の気配がします。おや?向こうから歩いてくるのは?
第一村人発見かしら?いえ、第一観光客でした。しかも日本の方w。
こんなところで出会えるなんてw山登りのことを話したらめちゃ驚かれました。
「ぼくたちすごいでしょ?」ほとんど、友達のおかげだけどw、
ここまで一緒に旅ができて本当に幸せである。
思い出すだけでもウルッときます。
さぁ、みなさま。
ウシュグリと言ったらこの光景!という、まさに観光スポットに到着です!
あーどきどきしまぁす。
おや?どうやら雲のせいで美しい姿が見れません・・・。残念。このとき遠くで雷も鳴っていたなぁ。絶景は見れないのだろうか?でも、綺麗なところ。山肌も村並みも!!!
友達に声をかけられ、振り返ってみると・・・・
どうやらこの村の風景があの”天空の城のラピュタ”の”シータの故郷”に似ていると言われています。映画に使われているかどうかはわかりません。
いや、美しい!んで、こっちは晴れているんかーい!めちゃ気まぐれな天気です。
けれど、美しいからよし!
はい、ということで雲に阻まれてもう一方は見れませんでした・・・。
というのは冗談で、私たちここに滞在します!そして明日以降は天気も晴れ予報。もっと美しい写真は次回に!まずは、お宿に行って身体を心を休めることにいたします。
この村の高台に位置している本日のお宿は、大きめの番犬が二匹、優しそうなおばあちゃんも入り口に座っています。ジョージア語で簡単に挨拶を交わして旅の疲れを癒すため、自室に向かいます。
改めて、噛み締めます。
『ぼくたち、とうとう着いたんだね。』
『やったね!』などなど、そんな会話をしたと思う。多分。
宿で少し待っているとご飯の用意ができたと教えてくださいました。行ってみてびっくり。料理が輝いている。そう、僕たち、昨日の夜からちゃんとご飯を食べていないんです。何から食べようか。贅沢な悩みです。
四日間かけて、ぼくらはとうとう到達しました。
僕らを追い越して行った旅人たちにも出会いました、他の皆さんは観光を済ませ、これから帰宅するそうな。あそこよかったよ!とかあの塔登れたよ!とかここでも色んな情報を教えてくれます。みなさんお優しい。英語がほぼできないにも関わらず様々話しかけてくださる。その会話をさばいていくのは友達だけどwww
日本の家族や一緒にいる友達にたくさん助けられたけれど、それでもぼくは自分の足で辿り着き、自分の目でこの光景を観れたことは一生モノ
。またゆっくりウシュグリに浸ろう。
今しか、ここでしかできないことをやろう。