小彌太染工場|十代目の奮闘記

岩手県花巻市の小彌太という会社で営業をしています。

小彌太染工場|十代目の奮闘記

岩手県花巻市の小彌太という会社で営業をしています。

最近の記事

鬼剣舞ステージ装飾

お世話になっております。 株式会社小彌太の小瀬川です。 最近、テレビや新聞に何度か取り上げていただいたことで、舞台演出を手がける方から相談をいただきました。 『12月にさくらホールで鬼剣舞の記念公演があるから、ステージに大きな鬼の面を飾りたい』とのこと。 3Dスキャナとプリンタを導入したので造形してみたかったのですが、希望サイズは縦3m。 強度や価格の面から、色々と検討した結果3Dプリンタでは実現が難しく、今回はねぶたや行燈祭りのように骨組みを作って絵を貼り付ける方式をご提

    • 38年ぶり衆参ダブル選挙

      お世話になっております。 株式会社小彌太の小瀬川です。 岩手県で参議院補欠選挙と衆議院選挙が同日執行されることとなりました。 それに伴い、3週間ほど残業&休日出勤で休み無く働きました。 終盤は夜中2時まで印刷し、5時には家を出る感じ。もはや寝てませんでした。 そして安全靴を履き忘れ、フォークリフトに足を轢かれる始末。 選挙用の看板は私ひとりで生産計画を立てていたため、休める状況ではなかったのと、アドレナリンMAXで痛みはすぐ引いたので、病院に行って速攻で復帰しました。 2

      • 新聞の力

        本日、郷土芸能事業「雷太」を岩手日報さんに取り上げていただきました。 すると朝イチで『鬼剣舞の面について相談したい』とのご連絡あり。 他にも電話の問い合わせやSNSでの反応がありました。 新聞の発信力の大きさを改めて感じました。 私自身は正直、これまで新聞をあまり読まなかったのですが、取り上げていただいた事をきっかけに少し目を通すようになりました。 岩手県内にこんなに情報があるとは知りませんでした。かなり勉強になります。 今後もっと地元の情報を仕入れていきたいと思います。

        • 緊急事態 選挙モード突入

          お世話になっております。 株式会社小彌太の小瀬川です。 小彌太は染め屋として240年前に創業しましたが、現在の売上比率は、選挙部門7割、染め印刷部門3割となっております。 10年前までは半々でしたが、コロナ禍でのイベント縮小などにより、染め物や印刷物は一気に落ち込みました。 まだ回復しきっていないのですが、郷土芸能事業「雷太」をもって、染め屋としての魂を復活させようと目論んでいます。 そしてやっと雷太をお披露目し、商品開発や情報収集に動き出そうとしていたところ… 10/2

          まつり 怒涛の3日間

          まつり対応9/13(金)〜15(日)の3日間、花巻まつりが行われました。同じ時期の9/12(木)〜16(月)、盛岡八幡宮例大祭も行われています。 小彌太は「雷太」宣伝のため、花巻まつり物産展に出展。 私自身は会社で神輿を出すための勉強として、盛岡八幡宮例大祭と花巻まつりにて、神輿のお手伝いに入りました。 物産展花巻まつりで小彌太は初めて物産展に参加し、3Dプリンターの実演などを行いました。 9/4(水)の花巻温泉様でのお披露目会においてテレビや新聞でご紹介いただき、そこか

          郷土芸能事業「雷太」

          お世話になっております。 株式会社小彌太の小瀬川雄太です。 9/4(水)に雷太のお披露目会を行いました。 金融機関様、メディアの皆様にお越しいただき、事業の説明をいたしました。 事業内容は下記の5つとなります。 ①郷土芸能衣装一式の取り扱い ②おみやげ商品の開発・販売 ③郷土芸能専門メディアの運営 ④自治体や教育機関と連携した郷土芸能体験 ⑤イベントと郷土芸能団体の橋渡し 岩手朝日テレビ様にはインタビュー等を放送いただき、早速反響がありました。 会場を貸してくださった花

          思いっきりコロナにやられたんだが、滞りなく仕事を進めるために普段からダブルキャストしておかないといけない

          コロナウイルスに感染してしまいました。 三度目です。 タイトル画像は、「ウイルスを駆逐したい」気持ちをChatGPTに描いてもらいました。すごい。 来週9/4(水)、新規事業の発表を控えているタイミングで、やる事が山積みの中、やらかしてしまいました。 9/2(月)までは自宅療養となります。 しかし時代はリモートワーク。 家にいながらある程度の仕事が出来ます。 昨日も今日も電話メールでのお客様対応と、プレスリリースの準備と、営業部メンバーとの打ち合わせなど、色々と出来ました

          思いっきりコロナにやられたんだが、滞りなく仕事を進めるために普段からダブルキャストしておかないといけない

          創業243年 小彌太の歴史

          こんにちは。 株式会社小彌太の小瀬川です。 我が社の歴史をご紹介します。 創業は江戸時代、天明元年(1781年)とされています。 先祖代々誂え(あつらえ)、名入れ染色を生業としてきました。 「誂え」とはつまりオーダーメイドの事。お客様の要望に沿って、袢纏や旗幕、郷土芸能物品、その他タオルや手拭いなど生地ものを染めたり印刷したりしてきました。 先代たち初代 甚助 二代 庄之助(天保七年/1836) 三代 梅木小彌太(安政二年/1855) 四代 豊治(明治六年/1873) 五

          自己紹介 私の営業の原点

          株式会社小彌太の小瀬川雄太です。 新規事業スタートにあたり、会社の歴史をお伝えする前に、まずは私の自己紹介をさせていただきます。 小瀬川雄太(こせがわゆうた) 誕生日は1993年8月21日。 生まれは宮城県石巻市、3歳まで宮城にいたそうですが、その後は岩手県花巻市でずっと育ちました。 学歴は下記の通りです。 2012年 岩手県立花巻北高等学校卒 2017年 弘前大学人文学部経済経営課程卒 大学には5年間いましたが、うち1年はドイツのトリア大学に留学しておりました。 ドイツに

          自己紹介 私の営業の原点

          郷土芸能事業スタート

          岩手県は郷土芸能の団体数が日本一と言われます。 例として鹿踊り、鬼剣舞、さんさ踊り、神楽、田植え踊り、虎舞など。その他にも各地で伝承されている芸能が多数あります。 小彌太は染め屋として、古くから芸能団体様に衣装をお届けしてきました。 しかし… ①染め技術が拙い ②芸能に関する知識が足りない ③取り扱い物品が少ない ④営業不足、宣伝不足 上記の理由から、お役に立てる場面が減りつつありました。 ここで今一度、240年続く染め屋の魂を取り戻すべく、新規事業を立ち上げます。 ①技

          「こやた」と読みます

          はじめまして。 小瀬川雄太と申します。 岩手県花巻市の染め屋、株式会社小彌太の10代目です。 名刺をお渡しすると「なんて読むの?」とよく聞かれます。 株式会社こやた、と申します。 「彌」は「弥」の旧字体で、「小彌太」は祖父の名前です。 業種は製造業で、袢纏や旗などの染め物、選挙運動に使う腕章や掲示板、そして郷土芸能に関する商品を取り扱っています。 私は営業部で、主に岩手県内に、これら商品を営業して回っています。 ちなみに自分が10代目と知ったのは2020年に花巻に戻って