教員を辞めた理由
結論から言えば、
○教員として働く上での目標がなくなった
○仕事と家庭の両立が出来ない
これが、教員を辞めた理由です。
1. 教員として働く上での目標がなくなった
20代の教員生活で、1度も正規雇用になったことはありません。
教員の雇用形態ですが、基本的には、
「常勤講師」→正規と同じ仕事量だか、契約社員的な形態
「非常勤講師」→基本的には授業のみの担当、コマ給で人によっては健診も受けることは出来ない
となっております。
教員生活の最後の2年間は病気療養のため、非常勤講師として従事しておりましたが、
長女が生まれており、何とかしてフルタイムで働くために採用試験の対策をする必要がありました。
しかし、この時の自分の気持ちは、
[何も目標がない状態で働くのはハッキリ言って「時間を浪費しているだけ」]
という思いしかなく…
「筆記試験」と「面接試験」の準備をするにも、どうも意欲が湧かないのです。
これから家族を養う必要があるにもかかわらずです笑
それは何故かというと、
「教員を続ける理由を見出せなかった」から
これでは、勉強に身が入らなくて当然です。
公立、私立問わず受験をしましたが、一応何校かは「内定」を頂いておりました。
しかし、すでに教員として働く気持ちは湧かなかったのです。
そのため、内定先には辞退の連絡をすることに。
履歴書や志望理由書には、取り繕って教員になりたい「ウソ」の理由を書いていました。
それで内定をもらっても、働く意欲なんて湧かないですよね…
2. 仕事と家庭の両立が出来ない
最近、一丁前に家事についての記事を書かせて頂いておりますが笑、
転職をしていなかったら、確実に家事は今のように出来なかったと言える自信があります。
何故なら、
「部活動の指導(休日含む)」
「授業準備(帰宅後、休日も実施)」
をする必要があるからです。
部活動の指導ですが、これは散々ニュース等でも問題になっております。
現職教員の方々がこぞって「部活動指導は外部へ」と言いますが、その気持ちも分からなくありません。
人によっては、朝7時から朝練の指導をして、放課後19時ころまで指導をするなんてザラなんです。
ハッキリ言って、1日の業務時間は
専門教科の指導<部活動指導
と言っても良いくらいです。
加えて、毎時間の授業準備もする必要があります。
教える立場として、全く予習しないで教壇に立つのは絶対に出来ないんです。
だからこそ、生徒が授業内容を理解できたり、納得できる授業を行うには、授業準備をこれでもかというくらいにする必要があるのです。
しかし、例によって部活動指導がある人は、この授業準備すら出来ないくらい煩雑なんです…
幸いなことに、私が経験してきた教員生活では部活動指導をそこまで熱心に行う必要がない環境だったため、授業準備に専念することが出来ておりました。
しかしながら、授業する相手が進学校在籍の生徒が多かったため、専門書や概説書の熟読、授業内容の構成等に余念がなく、帰宅後も準備を行うなんてこともザラでした。
そのため、今後教員を続けていったとしても、
「部活動指導」「授業準備」と家事の両立をできる自信がなかったので、
これは「転職をしよう」と思い、今に至ります。
今の仕事も残業があり、子供たちのお世話を妻に頼りっきりにしてしまうことがあります。
非常に申し訳なく思っております。
それでも、土日も頻繁に出勤する必要がなくなったり、家で仕事をする必要がなくなったことは本当に良かったと思います。
というわけで、今回は「教員を辞めた理由」について書いてきました。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
では、また明日。