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ホラーな夢におはよう
衝撃的な夢で起きた少しさむい朝。
いや、あれは夜の終わり頃と言うべきかもしれない。
〜あらすじ〜
モノクロな世界でひたすら何かを探していた僕は
ついに答えがあるらしい世界の端っこまで辿り着いた。
そこにはなぜか存在を知っているおじさん3人がいて、
「あのな、……お前はずっと死んでるんだよ!!!!」と
目をひん剥いて顔を指差し大声で叫ばれたのであった。
なんじゃこりゃ。
追いかけられるとかはあったけど
こういうどんでん返し系ホラーな夢は見たことがなかった。
怖すぎて浮き輪の空気が抜けるみたいに僕は萎んだ。
腰だって抜かしていたかもしれないけど、
寝ていたのでそういう表現は封じられてしまった。
わりと壮大な物語だったからメモでも取ろうとしたけれど、疲れたのでやめて少しぼーっとして、また寝た。
今はその選択にちょっぴり後悔している。
あーなんて日だ。
ことあるごとにあのおじさんたちが頭をよぎって夢に引き戻されそうになる。
さっきだって電車の乗り換えも間違えそうになったじゃないか。
目覚めてからの僕の生への執着は
またひとつ強固なものへと形を変えた。