パン頬張って春よ来い
日の光ときびしい空風のなかで
目まぐるしく暖と寒を奪り合いながら、
人気の無いビルの屋上で1人、かためのパンを頬張る。
背中は暖かくとも指先はすっかり悴んでいるので
常にこのかためのパンを落としかねないという
のどかな日常において、なんともスリリングな状況である。
あゝ、このままパンを頬張ったら春がやってきてくれればいいのに。芝生にねころんで昼寝をしたいんだ。
目を覚ますにはもってこい冬のなか、
今日も僕はそんなあくびみたいなことを思っている。
あれから大きな変化はこれと言ってない。
「あれから」とは個人的な区切りのことで、主にSNSを更新したタイミングということになる。
手応えを感じたオーディションは最終で落ち、
途切れ途切れの集中力を駆使して
「エルピス」や「ブラッシュアップライフ」を観ている。
そのせいか、最近はニュースの裏の闇をやたら考えたり、人生に徳を重ねる方法ばかりを模索している。
自己採点では今のところ、来世で人間になるにはだいぶ徳が足りない。どうしたらいいもんかね。
気をつけていることと云えば夜更かしと食べすぎ、
あとは朝晩の白湯と植物の水やり。
あ、更新できてないけど絵もずっと描き続けている。
あまりに壮大な挑戦をしたもんだから、無事に公開できるのか日々不安に駆られながら、薄目で完成図を見据えている。
だから現状、これと言って報告することはない。
けれども日記を更新することで喜んでくれる人が居るならば、ということでこのタラッタラとした文章を書いてみた訳である。
本当に喜んでいる人がいるのかどうかは怖くて知りたくは無い、、。
ここまで読んでくれた人がいてくれることを願って
おわり