胸を張って
ふー、なんだこの喪失感は。
どこかふわっとしたままの感情が隅っこにいて
それを整理しないまま生活を送っている。
「感動をありがとうございました」 と心から言いたい。
すごく興奮して、悔しくて、なにより感動した。
青春時代をサッカーに捧げてきた身からすると
ここまでの結果の素晴らしさに言葉が出ないし
それが自分と同世代の活躍だったから
今までで一番感情移入したW杯だったと思う。
本当にいい大会だったなぁ。まだ終わってないけど。
これからも残りの試合を観るだろうけど
やっぱり母国がいるいないでは気持ちの昂りが違ってくる。
それぞれの思いの丈が叩き込まれたSNSをながめる。
PK戦がどうだこうだ、そんなこと言うな、ありがとう、
もっと観たかった、次回に期待、などなど。
あの凄まじい舞台のことなど実際ピッチに立った人間にしか分からないのだからとやかく言える人はいない。
僕も学生時代に大切な試合でPKを止められたことがある。止められた瞬間頭が真っ白になり、音が消えた。
どれだけ思い切りやっていても後悔の波は押し寄せてくる、そんな感覚を嫌でも思い出した。
国を背負うあの大会の重圧なんて、
なおさら計り知れない。
日本代表にはどうか胸を張って帰ってきて欲しいな、
と日本の片隅で思っている。
本気な瞬間には心が動きますね。
お仕事も遊びも本気で向き合って、疲れて寝て、
何度も年を越えて歳をとって何かを手放しては何かを手に入れて、そんな積み重ねの先に何が待ってるのか、
はたまた何も無いのかは分からないけど
それでも生きていこうと刺激をもらいました。
ありがとうございました。
おわり