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INFPは空気を読めないんじゃなくて、空気を読める(感じる)けど、読みたくない
この記事を見に来た方は、『空気を読む』ことについて、何らかのモヤモヤがあるのだと思う。
INFPのわたしが感じていることを簡単にまとめるなら、
「空気は読める(感じる)けど、読みたくない」
って感じ。
『空気を読めない』とは、ちょっと違う。
「あ、このタイミングで発言したら揉めそう」
「いま本音を言ったらぜったいケンカになるよなぁ」
みたいな空気は感じられる。
だけど、その空気を受け入れたくないんだ。
*
特に、自分の価値観と、その場の空気感が違うとき。
ものすごく居心地が悪くて、その空気をぶち破りたくなる。
我慢できずに本音を言って、まわりを不快にさせたこともあるし、ぐっとこらえてその場をやり過ごしたかわりに、帰宅してから何もできないほどグッタリしたこともある。
わたしは、これがふつうだと思っていたけど、どうやら違うらしい。
社会生活がうまい人は、「この空気おかしい」とは思わないらしい。
それよりも、
「いまは発言しちゃいけないタイミングだな」
「ここでは本音より建て前を言おう」
みたいに、その場に必要なアクションをとろうと全力を尽くすらしい。
*
あるとき友人から、
「だって、そういうもんでしょ」
と言われたことがある。
(なんだよそういうもんって・・・。)
と、いつも思っていたけど、彼らは『そういうもん』と割り切ることで、社会生活をうまくこなしているんだと思う。
わたしは『そういうもん』と割り切れない・・というか割り切りたくないから、ささいなことでも悲しくなるし、嘆く。
そんな自分の感情はキライじゃないけど、、、まぁ、なんだ。
生きづらいと思うことはあるよね。
生きづらいからといって、『そういうもん』と割り切っても気持ちは楽にならない。
だけど多くの人たちは、『そういうもん』と割り切った方が、生きやすいのかもしれない。
INFPのわたしにはあんまり理解できない感覚だけど、FeやTeが強い人なら、そう感じてもおかしくないと思う。
・・・
人の思考や価値観には正解も不正解もないから、空気を読む人も、読めない人も、空気を読みたくない人もいて当然なんだ。
だけど、社会で生きやすいのは空気を読んでもストレスを感じない人だよね。
そういえば、むかしいっしょに働いてた同僚が、こんなことを言っていた。
「会社で働くと大きなお金を動かせるのが楽しいんだ!」
彼には、大きなお金を動かす快感があるから、その目的のためならば上司の空気を読んでも苦じゃなかったんだと思う。
*
ただ、『お金をもらう』ためだけに空気を読むのはしんどいし、精神を病みやすい気がする。
さっきの例みたいに、お金をもらう以上のやりがいがあれば良いけどね。
お金はどんな仕事でももらえるものだから、他のやりがいがないと、「何のためにここにいるんだろう・・」って、むなしくなる。
空気を読んで我慢した先に自分の理想的な未来がなければ、むなしいに決まってるもんね。
・・・
ここまで書いてハッとしたけど、あなたがいま、空気を読むのに疲れているならば、そこはあなたの居心地のいい場所じゃないんだ。
「自分に合うはず!」と思ったとしても、実際の空気感って経験しなきゃ分からない。
「やってみたけどなんか違う・・」と思うのは変なことじゃないよ。
それどころか、新しい自分に気付けた良い経験。
あとね。
「なんか違う」っていう感覚を分かっておくのは、すごく大事。
わたしの20代のころは、ふとした違和感をごまかそうとしてた。
「自分で選んだのに嫌だと思うのはおかしい」とか、
「すぐやめるのは人としてダメなやつだ」みたいに、違和感にフタをして、がんばろうとしていた。
そのせいで何年もずっと、躁状態とうつ状態を繰り返してた気がする。
会社では気合を入れて元気にふるまうんだけど、帰ったらひとりでどんよりするの。
無理してたこと、仲のいい先輩にはバレてたけどね。
・・・
もしあなたが空気を読むのに疲れているなら、いまの環境が楽しいのか、しんどいのか、ゆっくり振り返ってみてもらえたらうれしい。
「空気を読みたくない」という想いの裏には、きっとあなたの本音が眠っている。
本音を知ることで感じる苦しみもあると思う。
自分の価値観と社会とのギャップにむなしさを感じるかもしれない。
でもね。
それが自分なんだ。
自分の本音を知るのにはかならず意味があると思ってる。
本音を知るから自分らしい人生が生きられると思ってる。
この記事を最後まで読んだのも、きっと何かを変えたいからだと思う。
それにね。
本音を受け入れることが今後の人生のプラスになると、わたしは信じているよ。
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