シェア
ゆう@
2023年11月30日 18:09
朝あんなことがあったことで、学校に行っても僕の心臓の鼓動はうるさかった。いつもは学校に行ってから休み時間も友達と遊んだり喋ったりできるのに、今日は友達と喋っていても頭の中はあのことでいっぱいだった。「ゆうと、何ぼーっとしてんの?」 6限が終わり、短い休み時間をぼーっと過ごしていると、同じクラスのゆきが話しかけてきた。雪の家はぼくの家と近くにあり、幼稚園の頃からの幼馴染だった。「いや、
2023年11月27日 16:53
さやかさんが来た次の日の朝、僕は起きてダイニングに行くと、途中の洗面所で洗濯機から洗濯物を取り出すさやかさんを見かけた。朝早くなのにもかかわらず、シワのないメイド服のを来てメイクもバッチリなさやかさんは、慣れた手つきで作業を行っていた。僕はそのままダイニングに行くと、母親はいつも4人分ではなく5人分の朝食を準備していた。 「ゆうと、さやかちゃんは隣でいい?」 母親とさやかさんはすっかり仲良く
2023年11月25日 20:32
「初めまして、ゆうとくん。今日からメイドとして働かせていただく青葉さやかです。お母様よりお迎えに上がらせていただくよう頼まれておりますので、どうぞお乗りください。」 中学一年生になった僕は、春から私立の中高一貫校に通っているが、その帰りに迎えに来たのは母親ではなくメイドだった。運転席でハンドルを握る彼女は、いかにもメイドというような服を着ながら、後ろには今日から住み込みで働くための荷物を載