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日本の学校教育の闇

今日で3日目。ちょっと日本の闇に触れてみたいと思う。

日本人は、性悪説の中国人や欧米人とは違い、性善説の立場なようだ。
ある本で、日本とアメリカの小学校1年生から6年生の国語の教科書の内容を比較した結果、アメリカの教科書には「自己主張」「自立心・独立心」「強い意志」など、「強い個人」をテーマとする内容が多いのに対して、日本の教科書ではそういったテーマの内容は極めて少ないことが書かれていた。

具体的には、
アメリカの教科書209篇、日本の教科書211篇を調べたところ、
「強い個人」というテーマは、アメリカ53篇、日本7篇
「自己主張」というテーマは、アメリカ7篇、日本0篇
「自立心・独立心」というテーマは、アメリカ7篇、日本0篇
「強い意志」というテーマは、アメリカ15篇、日本1篇
だったようだ。自己主張をよしとするアメリカ文化と自己主張を慎むべしという日本文化の違いが、如実に出てている。

また、「緊張感のある人間関係」というテーマがアメリカは24篇に対し、日本は0篇。「暖かい人間関係」というテーマは、アメリカ23篇に対し、日本は53篇と、日本は良好な人間関係ばかりで、対立的な人間関係は描かれていなかったのだ。

また、中国と日本の教科書の内容を比較した研究では、中国は「信じすぎると痛い目を見る」という内容で疑うことも大切だと教える内容があったのに対し、日本では「信じ続けたことで不良少年が更生する」という内容など、信じることが大切だと説く内容多かったようだ。

小学校6年間の教育は、少なからず子どもの人格形成に影響を与える。
相手を信じることを美徳とすると、悪い人を信じて騙されるといったこともあり得る。また、グローバル化によっていろんな国の人と交渉したり、話し合ったりする可能性もあり、スタンスの違いから損失を生む可能性もある。信じると痛い目に遭うという内容もバランスよく入れるべきではないかと思う。

ある本では、日本の教育は洗脳で奴隷を生み出していると主張しているものがあった。それによると、今の制度では教科書は国の検定を受けたものしか使用できないため、国にとって都合のいい人材を育てることも可能で、従順で文句も言わず税金を納め、政治家と公務員の給料を払ってくれる奴隷を生み出していると主張していた。

私は、政治家や公務員が悪意を持って、意図的にそういう構造にしているわけではないと思う。だが、制度上そう思われても仕方ない。政治家は「沈みかけている船の上で座席争いする人」ばかりで、期待はできない。国益を考えた決断がなされているかも疑問。学者の方がまともなこと言ってる気がする。政治家の失言の追及とか、揚げ足取りとか正直どーでもいい。頼むから後進国としての自覚を持ってくれ。

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