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「営業」から「UXデザイナー」にキャリアチェンジした話 〜答えは○○が知っている〜

この記事は2018-06-22にクラウドワークス デザイナーブログにて執筆公開されていたものです。

ニッポン!ニッポン!ニッポン!

サッカー観ない勢には辛い季節ですみません。私は好きなのでもちろん観ているのですが、香川選手の復活劇がすごいですねー!1~2ヶ月前までは代表メンバーにさえ入らないと思われていたのに、しっかりギリギリで復調してスタメン、得点までする大活躍でした。自分を信じて最後まで準備し続けたんだろうなあと思うと感無量です。私もそうありたいです。

さて、申し遅れましたが、はじめまして。5月に異動してきました、UXデザイナーの小阪と申します。まさか自分がデザイナーブログを書くことになるとは想像もしていませんでしたw

現在はUXデザイナーとしてユーザー調査(インタビューやユーザビリティテスト)を行なっていますが、つい1ヶ月半前までは別部署で営業をしてました。中々ないキャリアチェンジということで、ブログに書いてみることにしました。「営業」と「UXデザイナー」って違いすぎない?大丈夫?いえ、実は大きな共通点があるんです。

まず、簡単に経歴をご紹介させていただきます。クラウドワークスでは入社前にインターンとしてユーザビリティ改善をやり、入社後1年半は Webマーケ、次の1年半は営業をやっていました。

※当時のユーザビリティ改善は、「ユーザーが使いやすい」「ユーザーが嬉しい」であろうことを想像してプロダクトアウト的に開発をしており、人間中心設計に基づいたユーザビリティ改善ではなかったと思います。その後、私が営業を始めた頃から徐々に人間中心設計が社内に浸透していった形です。

まずは少し営業の話 

営業を始めた当初、営業マンは「とにかく話すのがうまい人」だと勝手なイメージを持っていました。この「話す」というのは双方向のコミュニケーションではなく、一方的な「プレゼン」のような認識でした。メリットをわかりやすく伝えれば契約取れるだろうという考えですね。そのイメージ下で、アポでは畳み掛けるようにメリットを伝えて、提案を押し通そうとしていました。しかし、それでは中々契約が取れません。

それもそのはずです。クライアント担当者は、まず自分とは違います。自分とは違うのはもちろん、A社担当者、B社担当者、C社担当者、みんな違います。そんな中で自分が良いと思う説明・提案を一辺倒で続けても、相手にそのまま刺さるわけもありません。前提知識も、好みも、置かれている状況も違う。それを知らないままには、いくら提案の話をしても聞く耳は持ってくれません。

根本は同じ 〜答えは○○が知っている〜

先輩営業マンにそのことを教えてもらい、まずは「相手のことを知ること」を心がけました。普段どんな仕事をしているのか、前提知識はどのくらいあるのか、どんな考え方を持っているのか、何を求めているのか、などです。すると、自然と「何を」「どのように」提案したらいいかがなんとなく見えてきて、次第に契約が取れやすくなってきました。答えは「クライアント」が知っている。ということですね。

UXデザイングループに来て感じるのは、根本にあるものは一緒だなということです。クラウドワークスでは人間中心設計の考えのもと、ユーザー調査をしてから、プロダクトに落とし込んでいます。異動して約1ヶ月で約15名のユーザーインタビューを経験させてもらいましたが、本当に示唆深いことが多いです。インターン時代のユーザビリティ改善や、Webマーケをやっていた頃は、本当に自分の勝手な想像だけで色々作ってしまっていたなと反省する毎日です。まさに、答えは「ユーザー」が知っている。ということですね。

営業を経験したことで、相手を知らないことには、正確な価値提供ができないことを学びました。自分がいくら良さそうなことを考えても、それは妄想にすぎないですよね。

やっぱり違うところも

根本は一緒ですが、やはり違うところも多いです。

例えば、知り得た情報の活かし方。

営業は「目の前の相手ひとりに、契約してもらうため」にヒアリングをします。目の前の相手ひとりを理解することで、その会社をを理解し、その会社ごとにカスタマイズした提案が可能で、契約に結びつきます。そのため、ヒアリング内容はそのまま直接的に提案に活かします。

何か他の企業が言わないような特殊な要望があったとしても、それに応えるように提案をします。それがその人が望んでいることなので、できる限りそれに寄せていきます。恋人にラブレターを書くようにピンポイントに提案することが重要になります。

一方で、UXデザインでは「不特定多数のターゲットユーザーが使いやすいプロダクトを作るため」にインタビューやユーザーテストを行います。1to1の提案と同じようにはいかないため、インタビューをしたユーザーの個性、特殊な要望を反映させてはいけません。

そのため、各属性から複数名を抽出してインタビューを行い、細かく分析することで多くのユーザーが求めていそうな共通するインサイトを見つけ、プロダクト開発に活かしていきます。 インタビューで聞いた要望通り、そのまま開発すればいいという訳ではありません。

知り得た情報の活かし方も違いますが、

まあ、 一番変わったのは「スーツで外出してた」のが、「私服で内勤になった」ことですかねw

今後もデザインやプロダクト作りについて発信していきますので、
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