変わらないもの
かの有名なナポレオン。
海賊時代、ナポレオンは名をはせた。
元々、砲兵であったナポレオンは、今やその名を知らない人はいないくらい有名である。
当時、海賊だったナポレオンは非常に計算高かった。
何故なら、砲兵は打ち抜く的を射るために様々な試行錯誤をするからである。
そこで、特に腕の良かった彼はその後どんどん頭角を現していく。
そしてついに船長へ大昇格。
そしてどんどんその名は轟くことになる。
まずは部下のマネージメントが凄い。
当時から金は高価の象徴であったので、何をするにも金を求める人々が多かった。
もちろん海賊となれば、金銀財宝を奪うそのもの。
しかし、金を餌にして部下を動かすことには限界があると思ったナポレオンは、世界で初めて「勲章」という褒美を発明したのだ。
何かを頑張って成し遂げた部下には「勲章」と称される鉄のメダルのようなものを渡したという。
そして、渡された方は非常に喜んだそうだ。
そして彼は「勲章」の次に「称号(役職)」をも発明し、活用した。
その効果は絶大で、部下たちは勲章や称号を貰うために一生懸命働くのでした。
そのように部下の能力を高め、どんどん勢力を伸ばしていきます。
英雄、ナポレオン劇場である。
様々な困難を乗り切り、強いチームを作る為に、彼はとにかく部下たちを走らせました。
走るのが早い。という事は当時この上ない武力の一つ。
ひたすら走る訓練をしました。
でも、どうしても遅い人も出てくるのです。
死に物狂いでやってできない人。
なんと、彼はそんな人を切り捨てるという非常さも持ち合わせていました。
そんなこともありながら、ナポレオンは順調な略奪を繰り返し、のちに【英雄】と呼ばれるのです。
しかし彼は突然の敗北に帰してしまいます。
相手は今でいうロシア。
原因は、雪上での戦い方を知らなかったこと。
いくら、足の速い部下を揃えたとしても、しっかりとした戦略を立てたとしても。
大きな想定外の事には対応できなかったのです。
ただ、圧倒的なカリスマ性があったことは確か。
今まで負けたことが無いという事実が取り返しのつかない隙を生んだんでしょう。
考えてみれば、それは今も昔も同じこと。
どんどん進化する時代に対して、今も昔も変わらないものがあるとすれば、それは今後も変わらない可能性がありますし、結局最後まで残るものなのかもしれません。
情報社会を生き抜くためには、何が正しいか正しくないかを見抜く力がある人こそ、今後の発展が望める者だと思います。