仕事を辞めて後悔しているか
はっきり言って後悔してないと言い切れない。
高い給料を捨てたこと。
リスクのある仕事に転職したこと。
やりがいを感じていたこと。
辞めてから、改めて良い職場だと気づいたこと。(給料や特定の人は)
自分が未熟だったから、辞めてしまったこと。
我慢が足りない気がしていたこと。
全部自己責任だ。
でもその時はどうしても我慢できなかった。
これ以上は一緒に仕事したくなかった。
その人のせいで辞める人がいることをどうしても伝えたかった、お前のせいだと伝えたかった。
何の会話もしたくなかった。近づきたくなかった。不信感しかなくなっていた。その人の物差しで仕事をしたくなかった。
こんなに頑張っているのにと、認めてもらおうとすることしか考えられなかった。
自分のことしか考えられなかった。
本当は誰の援助もしたくなかった。
認められたいと思う自分が周りよりもずっと幼稚に思えて、常に孤独感を抱いていた。
何のために仕事をしているのかわからなかった。
自分の成長を全く感じることができなかった。
お金の為に自分を偽れなかった。
自分に嘘をつき続けながら仕事をすることに耐えられなかった。
周りの職員と自分をいつも比べてしまい、自分に支援の気持ちが足りないことにいつも劣等感や、自己嫌悪感を感じていた。
毎日の繰り返しと、職員としてキャリアを積むことに責任と重圧を感じていた。
何の責任も負いたくなかった。他人のために、責任を負う覚悟も何もなかった。
だから辞めた。
辞めた理由は決して偽りのない自分だ。
しかし、30代で転職しようと思ったら、就職先は限られている。
私は今、タクシードライバーをしている。
はっきり言って、事故のリスクがある。
重大な事故を起こしたら会社にも大きな迷惑をかけることになる。
長く仕事をしていれば、事故は避けることはできないだろう。
そして、今までのの自分なら一度迷惑をかけたらこれ以上、迷惑にならないように退職をしようと思うだろう。
だが、もし仮に自分が人身事故を起こしたとしても、精神的に復活できそうなレベルの事故(重症を負わせない、相手に後遺症を残らない程度)であれば、何とかまたやらせて頂きたいと思う。
なぜならもう転職先はほとんどないし、その事故の反省を活かすも殺すも自分次第だからだ。
タクシーの仕事は、事故さえ起こさなければ、本当に自分に合う仕事だと思う。
月に13回程度出勤すれば良いこと。
(1日に2日分働く)
人間関係は全く気にする必要がないこと。
無事故と売り上げさえ上げていれば、誰にも咎められることはないし、自分を否定する必要がないこと。
1日の達成感が得られること。
出勤の翌日は必ず休めること。
そこそこ給料がもらえること。
自分が休憩したい時に休憩できること。
暇を持て余したり、無駄に時間を潰そうとする必要が全くないこと。
売り上げが自分の価値なので、変に自分を飾る必要も、無価値観を感じる必要も全くないこと。
知識や経験を通して、運転の余裕や事故回避能力の向上、売り上げを上げることができ、自分の成長を感じるやすいこと。
そのため、事故を絶対に起こさない限り、本当に良い仕事だと思う。
どんな仕事にもリスクはあるし、精神的に辛いこともある。
大きなプロジェクトや、上の立場や管理職としての重圧、人から自分がどう思われているのかなど、他の仕事は自分が勤まらないこと内容のことが多い。
なので、年齢やそれに合った実力も、人間性もコミ力も持っていない自分が、人からどう思われているのかを気にしなくて良い仕事ができることは本当に嬉しいし、ありがたいことだ。
生涯無事故でいるために、自分ができることを徹底する。
(道や停車場所を覚える、機械の操作を覚える、なるべく同時に何かをしない、狭い道で対向車が来ても絶対に慌てない、交差点はできるだけ徐行する、もし事故にあっても慌てない、対応方法をきちんと理解しておくなど)
そして、経験と知識をつけて、自分の運転に自信が持てるようになりたい。
とりあえずしばらくは頑張っていきたいと思う。