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アーカイブ:国際日本語ディベートプロジェクトの行動規範

2021年2月に実施した日本語ディベート国際大会、22年の国際日本語ディベートプロジェクト(NDI)のWebサイトに載せていた、行動規範(Code of Contact:CoC)の転載です。Webサイトのクローズに伴い、こちらに公開します。
日本語ディベートの大会・プロジェクトで初めて導入しました。CoCはIT業界のカンファレンスなどでは設定されることが多く、今回私がIT業界に身を置いていることから、提案し導入に至りました。
CoDAの行動規範は、この行動規範の初版が出た後に作成されたため、主催団体の行動規範宣言に賛同する旨を追記した2版がこちらになります。


このプロジェクトに関わる全ての人は下記の行動規範の同意、遵守が求められます。

日本語ディベート国際交流プロジェクトは主催団体である全日本ディベート連盟(CoDA)の行動規範宣言に賛同しております。

大会組織としてすべての参加者が遵守すべきと考える行動規範を明確にするために、以下の行動規範を制定しています。

【日本語ディベート国際交流プロジェクト 行動規範】

日本語ディベート国際交流プロジェクトは世界の日本語学習者と日本語話者が集まり、ディベートを楽しみ、交流をするための大会です。

日本語ディベート国際交流プロジェクトの開催を通じて、世界各地から一堂に集まり、ディベートや日本語にまつわる様々な分野の知識や情報を交換し、新たな友達やコミュニティとのつながりを増やせる場所とすることが目的です。

日本語ディベート国際交流プロジェクトは個人の人格ないし属性によって不当に差別することは、強く非難される行為であると考えます。また、あらゆるハラスメント行為を禁止いたします。

ハラスメント行為の一例には以下のようなものがあります:

  • 他の参加者に対するナンパ行為 (容姿に関する発言、恋愛・性的興味を目的とした発言) や、不適切な身体的接触、性的な言動を行うこと

  • ジェンダー、性自認、ジェンダーの表出、性的指向、障がい、容貎、身体の大きさ、年齢、人種、国籍、居住地域、民族、宗教について、当人が不快に感じる発言や差別を助長する言動を行うこと

  • 公共の場に性的な画像を掲示したり、見せびらかしたりすること

  • 他の参加者に対して、故意の威嚇やストーキング、つきまとい、本人が嫌がらせと感じるような写真撮影や録音録画を行うこと

  • ディベートの試合や、その他のイベントを継続的に妨害し続けること

参加者は、主催者からハラスメント行為を止めるように求められた場合、すぐに従わなければなりません。主催者の指示に従わない場合や、悪質なハラスメント行為があった場合、主催者の裁量により大会からの退場を指示することがあります。主催者の裁量によって会場から退場を指示された場合、該当者に対する参加料等の金銭の払い戻しは行わないものとします。

​スポンサー、スタッフも同様に行動規範に従う必要があります。

​あなたがハラスメント行為を受けた場合、また目撃した場合、何か気になることがある場合、必ずスタッフまで連絡をしてください。ハラスメント行為の判定・対応はスタッフが行います。さらなるトラブルを防ぐため、個人で対応を行うべきではありません。​

この行動規範はより適切な運用を行うために随時更新される可能性があります。

本行動規範の本文部分は Creative Commons Zero license のもとに公開します。パブリック・ドメイン同様に、派生して作られた規範に一切のクレジット表示やオープンライセンスなどを要求しません。


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