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【遊山箱の想い出】何もなかったけど、あの頃が一番楽しかった
こんにちは。遊山箱文化保存協会です。
私たちは、徳島県に伝わる遊山箱を守り、伝え、つなげるために活動する遊山箱愛好家団体です。遊山箱文化の伝承を目的とし、遊山箱を使ったテーブルコーディネートの提案、交流イベントの開催など、暮らしの中で楽しみながらその魅力を体験する機会を設けております。
3月3日(日)イベントの告知をさせていただきました。
イベント当日までnoteで遊山箱のお話をしていきたいと思います。
どうぞ、お耳からも遊山箱のお話を聞いてください。
家族や地域に愛された子どもの頃の想い出
何もなかったけど、あの頃が一番楽しかった。母は何度も幼い頃の思い出を、遊山箱を持って山を駆け回ったことを、そう話してくれます。 今は途絶えてしまった、その素敵な行事。それは徳島にしかない、貴重な文化です。
遊山箱を経験した方は、誰もが「遊山箱」という言葉を聞くだけで、急に子どもの顔になり、生き生きと、その思い出を語り出します。そんな思い出があることがうらやましく、再び「そんな文化が広がれば」と思っていました。
人が生きていく上で、大事にしないといけないこと、その基本となる大切な部分が遊山箱の文化に込められていると思います。
自分のために、お寿司を作り、ういろうを蒸してくれる人がいること。それを共に食べる仲間がいること。そのおいしさを、何倍にもしてくれる環境があり、自然とふれあいながら食べること。お弁当がなくなったら、おかわりを詰めてくれる家族や地域のコミュニティがあること。
同じものを食べることで、人と人はつながります
そして美味しいという記憶は、楽しかった経験から作られます。 人は経験を食べて生きています。人は文化を食べて生きています。食べることは、文化なのです。 そんな遊山箱の文化を、今の時代にあった形で伝えていける場を作りたい。共に伝えていくコミュニティを作りたい。
遊山箱文化保存協会は、様々な分野の方が集い、遊山箱を通じてつながり、遊山箱を通じて、食や文化を発信し、徳島の新たな遊山箱ブランドを構築する活動を進めています。 もし共感していただけましたら、一人でも多くの方に、遊山箱を残し伝え、つながる活動にご参加いただければ幸いです。
【イベントのお知らせ3月3日は遊山の日】
私たち、遊山箱文化保存協会はこれからも遊山箱の文化を伝えていきたいと考えております。どうぞ、遊山箱を懐かしく思い出される方も、遊山箱を初めて知る方も、3月3日は阿波十郎兵衛屋敷イベントにお越しください。
イベントの詳しいご案内はチラシからもご覧いただけます。この日のためにアレンジした遊山箱セット(お茶付き)はご予約が必要です(50名様まで)
予約はこちらから。
文責:遊山箱文化保存協会 事務局