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書評: DIE WITH ZEROを読んで。人生を最大限に楽しむためのガイドを読んでみて



はじめに

この本を手に取った理由は、ここ数年間、仕事をバリバリやってお金を稼ぐことにフォーカスしてみたり、働かないでみたりを行ったり来たりしていてどういった生活スタイルが幸福度が高いのか模索していた時期があったからです。
働かずにぷらぷらしてても潤沢な資産があるわけではないので持続可能ではない。

かといって例えば,仕事を時間いっぱい詰め込んでみる。そうすると子どもと過ごす時間や自分のやりたいことをやる時間がトレードオフになってしまいがちでした。
実際に仕事は、自分のやりたいことを実現するためのプロセスやツールであるべきです。そのバランスをどうすればいいのかを考えていたときに、アクティビストの個人投資家の田端さんが「DIE WITH ZERO」を勧めているのを見て、読んでみようと思いました。

本書の概要

著者のビル・パーキンスさんについては、彼自身も人生のお金や仕事、家族とのバランスを考えている人です。本書の主要なテーマは、お金を余らせず、人生を最大限に楽しむために使い切って死ぬことを目指すというものです。多くの人は死ぬ時に貯金が残っていることが多いですが、そのお金を稼ぐために費やした時間は、人生を楽しむために使えたはずだというメッセージが込められています。

印象に残ったポイント

印象に残ったのは、日本で積み立てNISAやiDeCoなどの投資ブームがあり、僕自身もそれに興味を持っていました。

仮に複利計算機で、ニーサを毎月30万円積み立てて、年利8%で最短で5年で1800万円の枠を使い切り,その後放置プレイで複利で運用すると、70歳や80歳になった時にどうなっているでしょう。

なんと、70歳の時に2億弱で、80歳の時に4億円。

になっている可能性があります。

しかし、そのお金をそんな高齢になった時に必要なのかという疑問が残ります。

著者が言うように、若い時にお金を使って経験を得ることが大切だと感じました。自分自身も、今日が一番若い日だと考え、直近でお金を使っていろんな経験をすること、そして子供達に将来の為になるような経験にお金を使う事が大事だと思いました。

自分の人生への影響

長年の独立リーグ生活で低所得だったので、節約する事は慣れていたので、節約能力は自身がありましたが、稼ぐ能力やお金をうまく使う能力はまだまだでした。

稼ぐ能力がついてくるとそこには落とし穴があって、働き続けて際限無く稼ごうとしてしまう人をよく見ます。
ただお金はただのツールでしかないのでそれをいかに使うかって事を考え、バランスを取らないといけないと思わされた.

節約する能力がついたら,次は稼ぐ能力、その次はそれを使用し楽しむ能力が必要だと思った。

本書を読んでからは、楽しむためにお金を使うことをより意識するようになりました。例えば、子どもたちと出かけたり、楽しい経験や将来役に立つであろう経験をするためにはお金を惜しまないようにしています。自己投資にも同様に考え方が変わり、より具体的にお金の使い方を計画するようになりました。

おすすめの読者層

この本は、仕事を真面目にたくさんやっている人や、仕事と家庭のバランスを取りたいと考えている人に特におすすめです。こうした人たちが読むことで、そのバランスの取り方や人生をどう楽しむかについて新たな視点を得られると思います。

まとめ

僕自身も本書を読む前に漠然と考えていたことが、ビル・パーキンスさんの人生設計と具体的な数値化と深い考察によって明確になりました。
後どのくらい生きれて、それには将来いくら必要で、子供にいくら残し、そのためにどのくらい稼ぎ、どのくらい支出が必要かを具体的に数値化することで、仕事と自分の時間とのバランスを適当に自分のさじ加減や感覚で線引きしたりするのではなく、ある程度明確にすることができました。この本で学んだことを活かして、人生をより楽しむためのバランスを取っていきたいと思います。

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井野口 祐介
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