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生の声を共有する

11月4日(月・祝)つくラッセルにて、とよさとコモンズトークセッションとして、とよさとコモンズをテーマに地域にある生の声を共有する場をつくりました。個別に声をかけさせていただいたところ、地域内外から有難いことに34名のかたに集まっていただきました。

トークセッションとはいえ、誰かえらい先生をよんで、深く意義を深めるというかたちではなく、現場から積み上げていくために、今、地域でおきていること、相続放棄など困ってしまっていること、その地域での向き合いかた、山のことで毎週のように相談がきている、人が減る、世帯が減る、空き家の発生でおこっていること、暮らしや地域のつとめ、地域の福祉や医療でおこっていることなど、課題と可能性について、2時間という短い時間でしたがたくさんの話を共有しあうことができました。

未来への受け継ぎかたは、ひとつじゃない、従来通り相続て脈々と受け継がれていく、地域からお別れするかたの土地を近所のかたが引き受けることもある、新しく外から移住してくることもある、認可地縁団体が受けとることもある。

地域に力があれば、関係性が成熟していれば、どのような受け取りかたでも、未来に向けて引き受けていったり、新たなつながりをつくっていけるかもしれない。と、可能性を感じました。

一方で、山をもっていても何をどうすればいいか全くわからないと途方もくれる地主さん、誰かに相談しようにも地域とも全くつながりがなくひとまず行政の窓口をたたく地主さん、いつの間にか相続放棄されているようで草ぼうぼうになっている田んぼを目の前に呆然とする隣地の住民のかた、今はなんとか管理できていると将来子どもには渡せないと思って、山、農地、宅地、家をまとめて譲れる人を探している都市住民のかた。

それぞれが個人として悩みながら選択をする。それはその人が考える最良の選択をする。相続放棄も権利でもあるし幸せを最大限考えた結果のひとつ。誰かが責められることでもない。

じゃぁ、どうすりゃいいんだ!

今、この豊田の山村でおこっていることは、ここだけの話でもない、日本全体にある課題のひとつ。制度面も、法律面も、心理的なサポートもまだまだ未成熟。こうすればいいという解決策は転がっていない。

今日、まずは旗をたてた。たくさんの情報が集まり、整理して、相談を受けて、積み上げていける事例があればひとつずつ取り組んでいこう。

枠組みが先か、事業が先か、しなやかに繕いながら明日をつくっていこう。

「未来にここに住み、暮らしを営んでいく人たちに委ねたい。」と心地よく送り出して受け取れる受け皿を。

「地縁と知縁でのこす共有資産」とよさとコモンズ 構想中!

↓ トークセッション参加してくれたえっちゃんもnote書いてくれました♪


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