自分たちの生まれ育った地域は未来へ続いていかないかもしれない。 そう思わせないだけで価値がある。
今年はお祭りネタだけでいくつも書いていますが(笑)これで一旦区切りです。
9年前、もう笛吹く人がおらんでやれんわ。という声がぞくぞくとあがり、もうやめになりそうになったお囃子太鼓。もう各集落ではほとんどお囃子太鼓をやらなくなってきていて旭八幡郷社祭りのときだけはなんとか続いてきたけれども、そもそも各集落でしか練習してこなかったので風前の灯火に。
近辺のお囃子太鼓は口伝の違いがあるけれども築羽の伯母沢流なのに。。。 じゃぁみんなでやればいいじゃんと、有志で伯母沢流笛太鼓練習会をつくって教えてもらって、もちろん自分も吹けるようになる。そのあと、コロナもあったし、あのときあのタイミングでやってなければ本当に今は何もなかったんだろうなと思う。
今年は郷社祭りだけでなく、近隣の集落でも太鼓復活させてところもある。細い糸でもなんとかつながってきて本当によかったなぁ。当たり前にそこにあるわけではないと本当に気づかされる。
4年ぶりに復活できた夏祭りの創作太鼓に引き続き、お囃子太鼓も毎週土曜日の練習会。何より子どもたちが楽しく参加してくれたので、大人たちも一緒に楽しめた。
築羽小学校が廃校になったのは2012年。当時小学生だった子たちも成人して参加してくれた。あのときから歴史はとまったし、ある意味動いていた。お祭りのあとのBBQで話してくれた「4年生から合併した隣の小学校に。なんとなく肩身の狭いおもいもしたし、地域がなくなっていくと思ったし、地域のなかで僕の存在は薄まった。」「学校へいき、社会人になり、あらためて地域に目をむけてみると新しい人や動きがたくさんあって、また地域で顔を出していきたい。」と。
未来は誰にもわからないし、課題は押しつぶされそうなくらい大きいけれども、未来は続いていくと信じて小さくとも前に歩を進めつづける人がいれば、道はひらける。向き合うのみ。
子どもたちはおじさんたちと一緒もいいけれども、やっぱりちょっと上のお兄さんお姉さんと一緒に何かやれるといい。本当に貴重な存在。
自分の集落の大祭(そろそろ宮係のまわり番かな)、郷社祭り、他にも付き合いのある集落がいくつもあるので献酒や草刈りの手配、お囃子太鼓練習会の段取りや練習、お祭りのあとの宴会の準備や片付け、お祭り以外にも色々ある秋ですが(笑) もちろん無理せずやり続けられるようにを前提に、お祭りシフトを来年度に向けてつくっておかないと。。。