理学療法士 健康について考える

こんにちは
今回は健康について考えていきたいと思います。

よく30代になると飲み会で健康の話が増えるなんて言いますが皆さん心当たりはありますでしょうか。
僕自身は確かに前よりも増えたなと感じています。

仕事上、運動の大切さは身にしみているので
毎日仕事終わりに運動したいなと思いつつ
疲れて家に帰るとついつい明日でいいかなと思ってしまいます。
最近は娘もいるのでご飯食べさせたり寝かしつけをする日もあるので
ダラダラとまでは言えませんが
いなければダラダラしてると思います。
結局寝た後も運動できない日があるので
反省の日々です笑

ただこのダラダラしてしまう理由が実はあるようです。
僕たち人間は原始時代の名残がまだまだ色んなところに残っています。
今でこそ色んな食べ物をお腹が膨れるまで食べれますが、本来人間は栄養が足りていない状態の方が長かったので
無駄なエネルギーをなるべく消費しないように実はプログラムされているようです。

なので家に帰ってダラダラしたくなるのは
生き残る上で本来大事なことなのです!
ダラダラしてしまうのは
皆さんのせいではないので安心してください!

とはいいつつやっぱり痩せたい、
健康でいたいと思うのは皆さん
一度足らず思ったことはあるのではないでしょうか。

では、健康とはどういう状態でしょうか?

おそらく10人いれば10通りの答えが返ってくる質問なのかなと思います。

・健康診断で再検査がないこと
・体重や体脂肪率が標準であること
・悩み、ストレスがないこと
・睡眠不足がないこと
・元気なこと
・痛いところがないこと
・歩けること
・働けること
・笑っていられること

あげだしたらキリがないですが
上に書いた例は
なんとなく健康というイメージはありますね!

反対に不健康とはどういうのを想像しますでしょうか?

・毎日お酒を飲んでいる
・ベビースモーカー
・毎日家にいて誰とも会えていない
・肥満
・運動不足
・疲れやすい
・肩が凝る
・朝起きるのが辛い

などなど様々な意見が出てくるかと思います。

ここで勘の良い方は気づくかもしれないですが
健康とは単に身体の状態だけではなく精神的なものにも影響するということです。

WHO(世界保健機関)が定めている健康の定義があります。

「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」

肉体的、精神的というものはイメージしやすいですが社会的というのは
人との繋がりをイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。
周りの人と繋がれている状態が実は健康に繋がったりするのです。

人に必要とされたり人を必要としたり
お互いがサポートできる環境が健康でいることに不可欠です。

最近高齢者の状態の悪化に
フレイルという言葉が使われるようになっています。

馴染みのない方に説明すると
フレイルとは
医学用語である「frailty(フレイルティー)」の日本語訳で、病気ではないけれど、年齢とともに、筋力や心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい、健康と要介護の間の虚弱な状態のことを言います。

このフレイルをさらに分けると
筋量・筋力の低下(サルコペニア)や運動器機能の低下(ロコモティブシンドローム)などの「身体の虚弱(身体的フレイル)」と
「こころ・心理の虚弱(精神・心理的フレイル)」
「社会性の虚弱(社会的フレイル)」の3種類が言われておりそれぞれの側面は影響しあっていると言われています。

ある研究では
身体的フレイルより社会的フレイルの方が
高齢者の健康により重要と言われるほど
人との関わりは人間にとって大切なことなのです。

健康とフレイルは両者とも
身体的・精神的・社会的と3つのキーワードが同じなのも面白いですね!

僕自身理学療法士なのに
運動が1番大事じゃないのかと言われてしまいそうですが、やっぱり全部大切だと思います。

それに訪問リハビリで
お子様から高齢者まで幅広く関わらせて頂いていますが
理学療法士は身体だけではなく
精神の部分と社会の部分どちらにも実は関わっているのです。

その理由としては
訪問することで家族以外の誰かと話す機会があること自体が
利用者さんにとっては大きなことです。

これは高齢者やお子様、その親御さん誰にでも当てはまると思います。

高齢者で独居の方であれば尚更ですが
夫婦2人で暮らしていると
特に変わり映えのない1日で
話すこともそんなにないという方が多いです。
訪問者がいると部屋を綺麗にしておこうかなと家事を行っておいたり、
訪問時は話し相手になったり
刺激になるので認知機能も保たれます。

お子様の場合は友達のような関わり自体が
刺激的な経験となります。
お父さんお母さんも周りには相談できず閉鎖的になっている方もいるので
第三者がくることで気持ちが楽になる方もいます。

なので理学療法士は運動だけではなく精神的・社会的にも大事な役割があることは間違いないと思っています。

運動に関しても
歩行やランニング、筋トレなどは様々な良いエビデンスが報告されています。

・筋力の向上
・うつ病の予防
・健康寿命の延長
・がんのリスク軽減
・幸せホルモンの分泌を促す
・ストレスホルモンの軽減
・睡眠の質をあげる
・心肺機能の向上
・体力の向上
・記憶力の向上

などなど
もともとそんなに病気がない人はもちろんですが最近では病気の方にもリスク管理をすればほとんどの場合リハビリ(運動)は推奨されています。

例えば心不全の方にリハビリを行うと
再発をしにくくすることができたりします。
昔は寝て治すが当たり前でしたが今は1日寝ていると筋力が1%落ちるとも言われているので
全身状態をチェックしながら起こせるのであれば起こしていくのが基本的なスタンスになっています。

また筋力も20代後半をピークに
そこから何も運動をしていないと1年で1%筋肉は落ちていくとも言われたりしていますり
なので30代(できれば20代)から定期的に筋トレやウォーキング、ランニングなど
運動の習慣を持つことが大切だと思います!

今回は健康について
書いてみました。
僕のページは20代〜50代の方に向けて
健康や子育て、お金についてなど
僕自身も悩んでいることや不安なことなど
自分が情報発信できる範囲で皆様に伝えていこうと思いページを作らせて頂きました。

まだまだ拙いところはあるかと思いますが
今後もマイペースに記事を書いていきたいと考えているのでよろしくお願い致します。

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!


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