2021/04/07_ライゾマティクスの展示を見て思ったこと
昨日、東京現代美術館にライゾマティクスの展示を見に行ってきた。
ライゾマらしい、デジタルとライブ感満載のプロジェクトが並んでいるのだ。リアルなものとデジタルとの相互作用を意識した展示が多い。リアルワールドで動くオブジェクトをセンサーで感知して、その位置情報を計算機に取り込んでデジタルワールドに反映し、デジタルワールドでの入力をリアルワールドに反映させている。
代表的なもので言えば、パフュームとのコラボレーションである。
個人的に、この展示で気に入っているのが過去に記録されたデジタル上のダンサーとリアルタイムに動くキューブとの共演の展示である。
デジタル上のダンサーの動きに合わせて、リアルワールドのキューブが動いている。この展示ではデジタル上のダンサーと動くキューブが合わさった映像がスクリーンに映し出されるのだが、そのスクリーンの裏でリアルワールドにあるキューブだけが動いているのが見れるのも新しいと思った。ダンサーはデジタル上にあり実際には存在していないことを明かしているのである。ただ、興味深いのがリアルではダンサーがいないのに、動くキューブの周りにダンサーがいるように感じるのだ。実存しないから、ダンサーの影があるわけではない。もしかしたら、霊は別次元にあるオブジェクトなだけなのかもしれないとㇷと考えてしまった。
この展示では、仮想的に霊感が身につくので是非、現地で見てほしい。6月までやっているようだ。
*オンラインでも公開しているようです。
https://mot.rhizomatiks.com/areaB
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?