先週のマーケット振り返り08.02
アメリカの住宅ローン金利は、この前までは2%だったのが、
現在は6,7%まで上昇して、2008年の金融危機以来の
高い水準となってしまっています。
現在の借りている人にとっては大打撃となり、
これから借りようとしている人は取りやめとなり
結果として住宅投資がマイナス14%、個人消費も伸びずに
テクニカルリセッションの大きな要因となりました。
海外不動産投資を行っている人は米国不動産投資は
堅調であるとここ数年で聞いていたと思いますが
いわいるバブル状態がずっと続いていたわけですが、
結果として、現在高騰している住宅市場は今後冷え込み、
住宅価格の下落が予想されるという調整になったとも感じます。
また、先週の企業業績発表で、
ナスダックは12.4%の上昇で【2020年で最大の上昇幅】となりました。
特にアマゾン、アップルは相変わらず大きく上げたわけですが、
このあたりの企業は景気の影響を受けないことを示した
決算発表に見えました。
全体を簡単にまとめると、
マーケットはスタグフレーションになることを織り込んでいない。
→景気後退局面が底となり、これからV字回復に向かうことを
『期待した』動きとなった7月下旬でした。