己を知る。
Twitterで #固定電話恐怖症 というトレンドを見つけて、何気なく読みました。
昔は電話と言えば固定電話ですが、今はスマホがメインで、家に固定電話がないお宅も多い。
そりゃ緊張もするわ、と思っていたら『聴覚情報処理障害』という言葉が目に入りました。
聞こえる言葉が理解できない人が直面する危険 | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 https://toyokeizai.net/articles/-/302189
『横や後ろから話しかけられると聞こえない』『飲み会などうるさい場所では相手の話がわからなくなる』『話している人の口元を見ないと理解できない』など、聴覚に異常はないのに、
「音としては聞こえているのに、言葉として聞き取れない」
ことがある障害、とのことでした。
これを読んだ感想は『あ、俺だ』。
物心ついた頃から、何かに集中すると周りに話しかけられてもまったく気づかず、両親が心配して病院に連れて行ったと聞いています。
それは大人になっても治らず『雑音の中だと言葉の意味が理解しにくい』『相手がマスクをしていると何を言ってるか聞き取りづらい』『電話で相手の名前を聞いてもすぐに忘れてしまう』など、を感じて生きてきたので、まさしく自分だ、と思いました。
ただ、生まれたときからずっとそうなので、みんなもそうだと思っていたため、これってみんなは違うんだ、自分だけなんだ、ということに生まれて初めて気づきました(汗。
聴覚情報処理障害は原因が特定されておらず、また治療法もないとのことで、『話を聞かないやつだ』と障害を理解されにくいことから、周囲の理解が必要、と記載がありましたが、自分がこの障害を患っているかも、と気づけて良かった、と思っています。
障害だと認識できれば、その傾向を読み、対策することができるので。
私は元来、コミュ障で、人前で話すことがものすごく苦手です。
ただ、新入社員研修の講師役の大先輩が『自分は人前で話すのがとてもイヤだったが、"手を揉みながら"話すと落ち着ける、というルーティンを発見し話せるようになった』と聞いてから、最初はそれを真似するようにしました。さらに話す内容は全てシナリオを作り、そのとおりに話すことでだんだんと話せるようになってきました。今でも大人数の前で話すときは"手を揉みながら"話すと落ち着ける、と思って舞台に立ちます。
またこれは今思えば障害に関係するのかもしれませんが、私はとにかく忘れっぽい。今日やるべき仕事は何か、1週間後何をすべきか、遅延してるタスクはないか、案件が散らかるほど全然思い出せないし、仕事が進まなくなります。
『自分は人より忘れっぽい』ということに気づいたときから、メモをとることをはじめ、今日やることリストを毎日書くようになりました。
打ち合わせの議事録、思いついたアイデア、心に響いた格言…全部メモる。
5~6年前ぐらいからはEvernoteを活用し、メモは全て電子化、去年の自分が何をやっていたかも思いだせる(メモを見返せる)ようになりました。
自分の弱さを知る、己を知る、ことはネガティブなことではなく、成長のヒントだと自分は思っています。
このたび成長のヒントがまた見つかりました。ありがとうございます。
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