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#1 政策をデザインするPolicy Design School始動

みなさん、こんにちはDINAMICAの濵田です。
今回から半年間、私が参加をしている経済産業省が主催の「Policy Design School」という経産省版デザインスクールの感想などをまとめたコンテンツを備忘録的に配信させていただきます。
私自身、政策立案プロセスというのは完全に初めての経験となりますので手探り感が伝わる内容になると思いますが、そこはご容赦ください笑
政策立案プロセスやデザインアプローチ/デザイン思考などのキーワードに興味がある方のお役に少しでも立てれば幸いです。

「Policy Design School」については経済産業省の公式noteもありますので、気になる方はぜひこちらからも情報を収集してくださいね!
https://note.com/note_spd/n/nf34079760b4f

■Policy Design Schoolとは

Policy Design Schoolは、デザイン手法を用いた政策立案プロセスを学び・実践する経産省版デザインスクールです。
内容は経産省職員を中心としてJetro, NEDOなどの関連団体から数名、民間企業から数名といった人員構成で実施される共創的なプログラムとなります。
「スクール」という名目にはなっていますが、運営側と参加者側は「教える側」「教えられる側」という関係性ではありません。
参加者全員がディスカッションを通じてこれからの時代に求められている新しい政策をデザインアプローチで生み出し、生まれた政策アイデアは実際に実現につなげていくことを目指すのが特徴です。

また、今回が第1期ということでPolicy Design School自体のプロトタイピング的な位置づけでもあり、これからどのように昇華していくかを共に考えることが出来るとても面白いステージの取り組みとなっています。
プログラムを主催している運営サイドからも「(おそらく)日本初となる中央省庁版デザインスクールを、共にデザインするチーム」として進めたいというメッセージも頂いてますので、「教えてもらう」だけではなく、微力ですが取り組み自体を昇華させることも楽しみたいと思っています。

■Policy Design School参加のポイント

今回の参加経緯は、経済産業省版のデサインスクールが立ち上がるということで、以前通っていた多摩美術大学のデサインスクールのチームメンバーの経産省職員の方からお声がけをいただいたことでした。
参加自体は、二つ返事で「是非!」でしたが、生意気にも以下の2点がメリットとしてあるなと感じてもいました笑

①自分が取り組むHRDESIGNというアプローチの深化につながる
自分自身、デザインアプローチでHR(人事組織)を変革するという取り組みを事業として展開をしていたので、そのアウトプットの質を高められる。(異分野のアプローチプロセスから得られる気づきは大きい)

②政策立案という新しい知見を持った方と意見交換ができる

これまで自分が触れてこなかった政策といういわゆる仕組みから変えに行くというマクロな観点のアプローチや政策立案を実際に行っている方たちの視座や知見に触れることで、新たな気づきがあると感じた。

デザインの考え方や手法を政策というフィールドに広げることは、ユーザー(国民)中心で考えられた国民や社会に根差した政策が増え、日本社会がより躍動感を持つことに直結すると思っていますのでとても楽しみです。

■民間出身の自分に求められていること

今回のPolicy Design Schoolは経済産業省職員向けの研修プログラムという側面がメインであるにも関わらず、民間である自分にも声をかけて頂いたことには、参加にあたって何か期待をいただいているんだなとも感じていました。

貴重な機会をいただいたので「こちらから得る」だけではなく、「何かをお返し」するために自分が求められているかな感じていることを言語化しておきたいと思います。
(特に意識して提供、取り組みたいこと)
・ユーザーファースト(人間中心)の思考プロセスでニーズを顕在化させ、提供するサービス(今回は政策)に落とし込むこと。
・予算などは度外視にして、サービス(政策)を通じてどのように社会を変えたいか、大きなPurposeにつなげる思考プロセスとアイデアの創造
・これまで培ってきた各領域の専門性(私の場合HRと経営)
・行政から見た際の1ユーザー(国民)としての視点や意見


デザインアプローチは異分野の人間がコラボレーションすることで大きな力を発揮し、誰も気が付かなった第三の道を見つけることができます。
私自身まだまだ、若輩者ではありますが政策立案という未経験のフィールドにおいても、自身の経験を活かしながら気後れせずに参加したいと思います。

■Policy Design School第1回を終えて

Policy Design Schoolの第1回目は自分自身を深く掘り、自分のビジョンを見つける「内省」のプログラムでした。
その中でも、各自の人生におけるVisionStatementとそこから導かれる自身の肩書きを決めるプロセスがとても面白く、参加された方々の多様な価値観に触れることができました。

初日を通じて特に印象的だったのは、参加者の方々の思考や意見が、世界や社会の潮流というマクロな社会を理解されており、かつ、課題の解決に向けた具体的な内容が多かったことです。
国を見据えて仕事をするという、視野の広さと視座の高さに感銘を受けました。

自分も起業家として、小さな狭い視点で利益のみを追求するビジネスではなく、世界の潮流や社会の情勢を知り、そこから日本という国、自分たちがサービスを提供する業界やユーザーの視点を理解し、何が求められているか、そして、何を提供することが出来るか、考え続けることが大切だと再認識できました。

現代社会において、事業活動を通じて社会に価値を還元することは大きな力の源泉となるだけでなく、企業の責任といえるくらい重要となっています。
これからのプログラムを通じて、そんな視点も学び、深化したいなと強く感じるそんな1日目でした。

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