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信念を貫く

こんにちは!
足立佑介です。

42 世界を変えた男(実話)

時は1947年。

ブルックリン・ドジャースのゼネラルマネージャーを務めるブランチ・リッキー(ハリソン・フォード)は、黒人青年ジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)と契約、彼をメジャーリーグ史上初の黒人メジャーリーガーとして迎える。
だが、白人以外には門戸を開かなかったメジャーリーグにとって彼の存在は異端なものでしかなく、チームの選手たちはもちろん、マスコミや民衆からも糾弾される。
そんな状況ながらも、背番号42を誇るようにプレーするジャッキーの姿は
次第に人々の気持ちを変えていく…。

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皆さんは、自分の人生に「信念」というものをお持ちだろうか。

何事においても、その世界の常識・しきたり・風習・慣習・文化を変える時、多くの人々が選択している事とは、真逆の事を選択するもの。

多くの人々がしていない選択を自分がする時、多くの人々からは、
とてつもない攻撃(批判・非難・バッシング)をされる。

それはこの映画を観ても一目瞭然であり、どんなことでも同じだと思う。
自分の人生に「信念」が無ければ、その攻撃に屈してしまうだろう。

特に昨今だとTwitterの世界で、こういった攻撃がとても多いように感じる。

何事においても、多くの人々とは違う成果を創り出すならば、攻撃(批判・非難・バッシング)に強くならなければならない。

この映画で描写されている1947年は、アメリカで奴隷制度が撤廃された後の時代。

だが撤廃というのは形式上であって、実際の風習・慣習・文化までは変ってはいなかった。
バスや学校など、公共の乗り物や施設での人種隔離が行われ、「分離すれども平等」という考え方に基づく人種差別が根強く続いていた時代である。

殺害予告が書かれた脅迫状や、容赦のない野次。

「おい、ブラック、お前みたいな奴はさっさとアフリカに帰れ!」
「バットなんか持ってんじゃねえぞ、死ぬまで綿畑で働いてろ!」
「ピッチャー、この野郎にはぶつけても大丈夫だぜ。人間じゃなくて獣なんだ。殺しちまえ!」
「恥ずかしくないのか、そんな黒い手をして。お前なんか人間じゃない、奴隷だ。オイ、聞こえてるか、オイ」
「ブラックのくせにユニフォームを着てんじゃねえよ。どうせチームメイトにも嫌われてんだろ。」

この容赦ない野次に加えて、ホテルやレストランでの利用を拒否されるだけではなく、相手から対戦を拒まれたり、味方のはずのチームメイトからもプレーを拒否される。

皆さんは、多くの人々からこのような容赦ない野次を浴びせられ、関係者・対戦相手、そして味方からも差別された時、果たして強靭なメンタルで、信念で跳ね返す事ができるだろうか。

このような苦境の中、ジャッキー・ロビンソンは凄まじい差別、偏見、非難、バッシングと強靭なメンタルと信念で闘いながら、スピードと闘志あふれるプレーで、大リーグ所属10年間において、首位打者や盗塁王、さらにMVPも獲得した。

そしてチームの6回のリーグ優勝にも大きく貢献し、白人以外の選手に道を切り開いた。ジャッキー・ロビンソンがいたからこそ、その後、アジア系の選手も大リーグでプレーできるようになったのだ。

ジャッキー・ロビンソンのデビュー後1950年代までに、すべての球団で黒人選手が誕生するだけでなく、中南米のラテン系、アジア系の選手も次々にメジャーデビューを果たしている。日本選手も、これまで実に50人以上もの選手がが大リーグでプレーしている。

75年以上前のたった一人の孤独な挑戦と信念が、国籍や人種を超えて実力がある選手が世界中から集まる、世界一の野球リーグ「大リーグ」を創り出したと言えるだろう。

「他人に影響を与えない人生は意義がない」

これは、ジャッキー・ロビンソンの信条だと言われている。

あなたも事業や経営において、そして人生において、
どれほどの信条と信念を抱いて取り組んでいるだろうか。

ちょっとやそっとの攻撃(批判・非難・バッシング)で、
あなたが信じた人、あなたが信じた道を見失ってはいないだろうか。

多くの人々とは違う選択をし、攻撃を頂きながら、強靭なメンタルと信念で、多くの人々とは違う、目覚ましい成果を創り出す。


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